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薫の野郎猫的日常
2018年08月18日 (土) | 編集 |
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トンボってお盆の季節に現れることから、日本では昔から、ご先祖様の魂が宿ったもの、と信じられてきました。尾畠さんが行方不明の2歳児を発見したのもちょうどお盆時。尾畠さんの指に止まったトンボってもしかすると発見してもらった男の子のご先祖様、かもしれないですね。発見できたのは、ご先祖様のお導きだったのかも?そう信じたくなるほど、尾畠さんってヒトの生活も考え方も人間性も何もかもが仙人ぽい。

大分県日出町(ひじまち)の尾畠さんはボラ仲間の中では有名人。本当は数日前に行ったばかりの水害被害に遭った呉に戻るはずだったけど、2歳児の行方不明をニュースで知り、急遽、車を山口県へと走らせたそうです。感謝状を貰う尾畠さんの浅黒く輝く日焼けした手に比べ、警察幹部のなんてなまっちろい手。この日焼けした鋼の体躯が尾畠さんの勲章ですね。

2歳児発見の前日、大分から山口入りした尾畠さんはその足で行方不明の子の親戚の家を訪れ挨拶し、情報収集。子供のお母さんに自分が見つけて絶対手渡しすると力づけたそうです。で、本当にそうなった。子供を抱っこして山を下りる途中の道で出会った警察が「法律で決まってるから」と子供の引き渡しを迫ったそうだ。が、尾畠さんは頑なに拒否。昨夜、お母さんと約束した通り、自分の手で子供を母のもとへ届けたとのこと。

「警察が"渡してください"と来たけど、"イヤです"と言った。言うたことは守る。なんぼ警察が来ようが、大臣が来ようが関係ない。理稀ちゃんの顔を見せたときは、お母さんはもう声が出なかったな」

災害ボラやる時の食事は棒ラーメンに食べられる雑草をちぎって入れたもの。「殺虫剤や肥料に毒されてない、虫が食った跡があるものを食べる」山口の2歳児を発見した後、15時間ぶりに口にしたものは家から持参した白米に梅干しの紫蘇を乗っけたものの上から水をぶっかけたもの。「それ受けたらボラじゃなくなる」と、お礼の意味の風呂も食事も断った。

さすが65歳からボラ一筋で生きてきた人だけのことはある。権力に靡かない筋金入りのボラさんだ(笑)

ボランティアの鉄則=自己責任と自己完結。わかってはいるけど、中々できそうでできないことを、サラッとやってのける尾畠さんがかっこよくて憧れる。暇なときは朝5時起きで8キロ走って体力維持。なんで8キロ?「8って数字が好きだから(笑)」この方の笑顔って邪気が全くないんだよなぁ。ステキ!

尾畠さん個人に焦点を合わせず、彼の尊いボラ精神にこそスポットライトを!尾畠さんの理念が日本のボランティアの当たり前!と胸を張れる日が一日も早く来ますように💓

それにしても、なんだか最近、尾畠さんの行いを引き合いに出して、五輪ボラ批判を論じる人がちらほら見られるようになってきたんですけど…。う~~ん、ちょっと違う気がする。

尾畠さんの「ボランティア=自己責任&自己完結」っていうボラ精神や理念って「災害ボラ」の鉄則。尾畠さん個人の態度としてどうこう論ぜられるものでは一切ないと思ってます。それに、災害ボラでも五輪ボラでも、ボラの基本精神は一緒だと思うんだけど。尾畠さんの言う「対価をもらえばボラ失格」っていうのは、被災地は水・食料にも困っているんだから必要なものはすべて自分で準備し、一切被災地から賄ってもらってはならない、っていうこと。ボランティアっていうのは基本、こういうこと。最近では有償ボラも認められてきてはいるものの、基本、ボランティア活動の原則=自発性、無償性、利他性、先駆性の4つ。有償で、と事前に契約してるならともかくも、初っ端から対価がどうのこうの言ったらその時点でボラじゃなくなります。※ただし、交通費や食費、材料費などの実費弁償については無償の範囲とされています。


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