薫の野郎猫的日常
2016年12月12日 (月) | 編集 |
今年7月に講談社から発売された藤城清治の絵本「ブーちゃん」。
この絵本は2014年に藤城清治美術館から刊行されたものを再編集したもの。

さて、新旧でどこが同じでどう違うのか?
気になるのでちょっと調べてみました。

残念ながら旧いバージョンは持ってないので、ファンクラブの知り合いから情報をいただきながらの比較です。

 
★まずは表紙カバーの表
(旧)
イメージ 1
 
(新)
ブーちゃん講談社版2016  
 
★こちらは表紙カバーの裏側。
(旧)
イメージ 2

(新)
DSCF8290[1]  
  
★表紙カバーをはずすと、これが本来の表紙。
カバーとは全然違う絵柄で、とても凝っています。
(旧)
イメージ 3
 
(新)
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★裏表紙も、別デザイン。
ちなみに、1枚目の表紙カバーは62年前の作品(に色付けされたもの)ですが、
それ以外の3点は2014年の自主出版のために描かれた新作とのこと。
(旧)
イメージ 4
(新)
DSCF8292[1]  

★中身も少しだけ。 
 
新旧とも文章は藤城氏の手書き。
文章のパートに描かれている猫の絵は、2014年版のための描き下ろしです。
イメージ 5
 
イメージ 6
 
向かって右が62年前の原画に彩色されたもの。
左が2014年の「初版本」のための描き下ろし。
新旧の”ブーちゃん”を見比べてみるのも、この絵本の楽しみの1つです。
イメージ 7
 
 中は新旧まったく違いはなさそうです。
旧バージョンは「塗り絵付き」って触れ込みだったんですけど、友人曰く、「今もって謎」と(笑)ま、察するに「塗り絵」とは、私たちがイメージしているものとは全く違って、2014年に絵本として発表するためにオリジナルのモノクロ原画に氏が色を塗ったことを「塗り絵」と呼んだのではないでしょうか?

なお教文館バージョンの「ブーちゃん」は、藤城清治美術館でも見ることができます。教文館版と絵本版はラストが劇的に違いますので(笑)、絵本持参でこのパネルと見比べてみるのも一興。
イメージ 10
 
友人は美術館で初版本発売と同時に購入。
講演会のためにいらっしゃっていた藤城氏から見返しにサインをいただいたそうです。 

★見返し
(旧)猫の絵は印刷。講談社版にはこの猫はいません。自主製作の初版本だけあって、こんな細かいところまで凝っています。
イメージ 11
(新)
DSCF8296[1]  

2014年版の発行元は藤城清治美術館。
大手出版社発行のものが多い中でとても珍しいパターンです。
なので当時、一般の本屋さんやAmazonなどでは発売されず、
那須の美術館や地方の展覧会や教文館での限定出版でした。
今年7月に講談社版が発売されたのを機に旧版は絶版となったので今や入手困難。

★奥付
(旧)
イメージ 13 
(新)
DSCF8294[1] 


なにかと凝ってる旧バージョン。
でも装丁は新バージョンの方がしっかりしてるようですね。


どこかに2014年版ないかなぁ~~~。
古本屋巡りでもしようかしら。





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