薫の野郎猫的日常
2016年07月14日 (木) | 編集 |

バンが患った病気「鼻咽頭狭窄」

先天性ではなく後天性で猫風邪や吐出を繰り返すうちに鼻腔から鼻咽頭道にかけて、
収縮を繰り返し、その内に【膜様構造物】と称する襞が幾重にも形成され、
鼻道が狭くなっていく病気です。

狭窄が進行すると鼻呼吸ができなくなり大変呼吸が荒くなります。
鼻雑音も顕著。
バンもですが本当に苦しいと思います。
狭窄で鼻道が完全に塞がれば鼻呼吸できなくなります。

今回は患部を切開し狭窄を広げましたが、
もし鼻雑音が聞こえるなど以前の状態に逆戻りしたと思えるような症状がちょっとでも見えたら、
バルーンダイレーター(カテーテル)を設置して狭窄を拡張することになります。

ただし、このバルーン設置術も個体差があり、
1度で安定する子もいれば、何度かやり直しせねばならない子もいるとのこと。
でも必ず何度目かの施術で安定する時が来るそうです。

できれば、今回の切開術で安定してほしいものです。 


猫の鼻咽頭狭窄 

上の写真は他の猫さんの鼻鏡検査写真をお借りしました。
が、バンの症状もこれと全く同じでした。
左側が【膜様構造物】が形成され、
空気の通り道が狭くなっている鼻の奥です。
写真右側がバルーンカテーテルで
狭窄部位を広げた後の様子です。

バンはまだバルーンは入れておりませんが、
鼻鏡で狭窄患部を切開し、この右の写真と同じイメージになっています。

ただ、切開した傷口がこの後どうなっていくかはまったく予想できず。
切開による※瘢痕(はんこん)形成で再度狭窄を起こすことを防ぐため、
ステロイドを1週間投与しますが、このまま再度狭窄することなく
生活できるかどうか…神のみぞ知る。

※瘢痕とは?
様々な器官の組織欠損が、肉芽組織の形成を経て、最終的に緻密な膠原線維や結合組織に置き換わる事で修復された状態。「あばた」ともいう。


コメント
この記事へのコメント
バンちゃん、よーがんばったなぁ。
とりあえずは、開通おめでとうさん。
こんだけ空気の通り道が広がれば、スッとしたんじゃないかなぁ
気分が良くなって、プラス思考になれば、生き物の免疫力はグングン上昇
もう狭窄とはオサラバといきたいですな。


2016/07/17(日) 01:55:44 | URL | 北摂の虎 #-[ 編集]
北摂の虎さんへ
ありがとうございます!
最悪の結果も覚悟してたので検査結果がわかるまで
内心ハラハラドキドキでしたけど、狭窄と分り、
今後再発した際の治療方法、そのリスクまではっきり
させることができました。
バンがこれまでどれほど熾烈な生活を送っていたか、
そしてそれが野良ネコ、地域猫や島猫たちの現実だと
肌で感じることができました。
狭くなった道を広げてくださったおかげで、
呼吸音が静かになり見るからに楽そうに見えますが、
ペルシャとかにみられる「鼻短族」なので、
やっぱり水を飲むときのむせは残ってます。
鼻に水が入ってしまうんでしょうね、きっと。
これが狭窄再発を誘発するかもしれません。
バルーン、いつか設置せねばならないかもです、ね。
2016/07/18(月) 07:44:56 | URL | 薫@千太組 #jhHw6g8s[ 編集]
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