薫の野郎猫的日常
2016年05月17日 (火) | 編集 |
今夜(5月16日)の「‪#‎プロフェッショナル仕事の流儀‬ 」は凄かった。
http://www.nhk.or.jp/professional/2016/0516/index.html

★【再放送】5月23日(月)午後3時10分~午後3時59分 (NHK総合)
看護師 小山珠美(2016年5月16日放送)| これまでの放送 | NHK プロフェッショナル 仕事の流儀  
http://www.nhk.or.jp/professional/2016/0516/

今回は食事介助(食介)専門の看護師のお話。
病院内だけでなく、施設・訪問介護の現場でも、家族による在宅介護でも必ず役に立つ情報満載です!

小山ナースは食介のプロナース。
でもこれはケアにも共通の世界。というか基本ケアの仕事。
ずっとずっと私らは胃瘻や経管にはしたくない、と頑張ってる。
胃瘻や経管になってもそこに止まらず、経口摂取への道を探ってる。
だって経口摂取こそ人間の証だから。

今日のあの番組で亡父を想いました。
若いころに肺結核で片肺がなく、残った方もcopdだった亡父も繰り返し誤嚥・窒息で救急搬送と誤嚥性肺炎に最期まで苦しめられましたが、口から食べられなくなったら何もするな、が願いでしたので約束は果たしました。老衰と嚥下機能は1セット。本当ならご家族ではなくご本人の意思に沿いたいと思うのですが…

番組中、患者さんが嚥下検査(亡父も何度もやった)の結果、誤嚥してることが判明し小山ナースが主治医から胃瘻造設を考えるよう言われてましたが、あれってもちろん患者さんご本人でも主治医でもなく、家族の希望だと理解できるのは経験がある家族と現場の人間だけ。

嚥下検査は造影剤注入したりするので、検査実施には事前に家族からの同意書が絶対必要。

経管栄養や胃瘻がご本人の希望ならまだ諦めもつくけど、そうではないことがほとんどなので、何とかして口から食べていただけるようになってほしいんです。

生前、「鼻飯(経管栄養)」経験者の亡父に聞いたのですが「鼻飯」「へそ飯(胃瘻)」なんて食事じゃない!何食べてるかわからないし、味もないし、ただただ生暖かいものが流れていくだけ。やられてる本人は「食事」が終わるまで動けない。退屈極まりない。

「鼻飯」は片肺がなく、もう片方の肺が肺気腫に侵された亡父にとって、管を鼻に挿入することで呼吸が邪魔され、苦痛でしかないのです。

でも、「これを我慢すればまた口から食べられるようになる」と思うから我慢できた、と。

だから、経管、胃瘻は必ず離脱し、再度、経口摂取できる状態になる方には有効だと思いますが、そうでない場合は…(以下自粛)

短気な方、元気な認知症の方などは経管、胃瘻を自己抜去する危険性があるため、病院内で「食事中」の拘束が必要な場合あり。老人施設は拘束厳禁なので、なにかしらの工夫、対応が必要。
この「食事」に適した方は寝たきりの方、「大人しい」認知症の方。

父はおかげさまで、自然な形で、口から食べられないようになったら何もするな、という父の希望通りの形で看取ることができました。というか、家族として父の思い通りの形で、と医療関係者と介護スタッフにお願いし、看取りました。

要介護度5で90を超えた母も、まだ自分で判断できる状態の頃に、父と同じようにしてほしいという意思はすでに確認しております。

番組中の患者さんのように嚥下訓練して機能が向上し、経口摂取できるようになる内はなんとしてでも頑張って欲しいし、ケアする方も頑張るけど、いつか必ずどう頑張っても無理になる時が必ず訪れる。問題は、その時、どの選択肢を選ぶか。二つに一つ。「管に繋ぐ」か「自然に任せるか」。そこが一番の分かれ道なんですよね。

ご両親がまだご自分で判断できるうちに、どうぞ、ご家族皆さんで話し合ってみてください。親御さんがまだお元気なうちに、いざと云う時どうしたいか、決めておいてほしいです。





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