薫の野郎猫的日常
2016年04月25日 (月) | 編集 |
最初に申しあげておきたいのですが、私、保護団体とか愛護グループには一切所属も関係もしておりません。なんせ集団生活が大の苦手でして!私、ただの世田谷区民で5頭の猫と暮らす介護職のおばちゃんです。

では本題に入ります。

災害、震災が起きるたび被災地からの中継や報道記事、ネットで、そこで何が起きているのか詳しく知ることができたけど、被災経験がある友人がたくさんいるので、体験談やアドバイスなど聞くことはできたけど、ただ見たり聞いたりするだけで、それ以上のことは何にもしてこなかった。

が、311での置き去りペットたちの悲しい運命を目の当たりにして初めて…何者かに突き動かされ、何かしなきゃいけないと思った。

「このままじゃいかん!」
「もし東京に首都直下型が来たら、世田谷区はうちの猫たちのためにどんな対応をしてくれるの?」
「何とかしなきゃ(ジタバタ、オロオロ)」
「でも…なにすればいいんだろう?」
「あれ?こんなことどこに聞けばいいのかな?」

あれだけ連日の報道やSNSによる膨大な情報に埋もれながら、何一つ身になっていない自分に呆れ果てました。

それからというもの、私なりに試行錯誤しながら、世田谷区の職員さんたち、東京都庁の福祉保健局の方、被災経験があるペット飼い主の友人たち、ご自分の被災体験を通してペット防災に目覚めた被災地のボラさんたち、愛護推進員をしている保護団体の方、世田谷区議さん、そして、情報を快く教えてくださった新潟県の「同伴避難」の生みの親の一人、同県のドッグトレーナー清水さんや「同伴避難」著者の児玉さんたち情報提供者のみなさんに助けられながら、同行避難・同伴避難の調査研究、そして情報拡散活動を続けて早6年目。

ずっと感じてることなんですけど、

なんだか飼い主の皆さん、

他力本願に見える。

この活動を始める前の自分がそうだった。
誰かが自分のために動いてくれるの待ってないですか。
知らないことがあったら誰かが教えてくれるのを待っていませんか。

でも経験上、こっちが動かなきゃ、誰も助けてくれないし、動いてくれないし、なにより自分のためにならないというか、いざと云う時に役に立つ知識として身に付きませんよ。

ご自分のペットを守りたいんでしょ?

だったら、まずはご自分が一歩前へ踏み出さないとね。

お住まいの地域で、愛するしっぽ家族に可能な限りストレスフリーな避難生活を提供できるようなペット防災を整えるために、飼い主である私たちはもっと自分で動き、考え、賢くならなくちゃと思うんです。

まずは自分の力と時間を費やし、知りたい情報を貪欲に入手し学ぶことから始めませんか。
ここに挙げてることってタダ同然で手に入る情報です。

環境省のガイドラインはネットですぐ読めるし、
過去の被災ペットのことなら日本中の過去の災害の記事、被災飼い主さんたちのブログもネットで読めるし、
気を付けてみてると地元だけじゃなく他の都市の行政、保健所、獣医師会、保護団体などいろんな団体が主催するペット防災の勉強会や被災地の報告会、ペット防災啓発イベントや展示会などがどこかしこで開催されてますから参加するのもいいですし、
災害時にご自分のペットがどんな扱いを受けるか知りたいなら、住んでる地域の防災計画書や避難所運営マニュアルなど地方行政の書類に書かれていますから、自治体のHPからでもいいし、ネット検索かけても読むことができるし(ペットのペの字も書かれていない自治体もあるから、そこでお住まいの地域行政の無策さが明るみに出ることもしばしば)、
役所の出張所や支所の防災担当や本庁の危機管理室災害対策課(防災関連の部署です。地域ごとに呼び名は多少変わるかも)や、災害時に被災ペットの救護活動に参加することになるかかりつけの獣医師(但し、獣医師会所属の医師に限ります。「無所属」の医師は災害時は獣医師会の活動のサブに回りますのでこの手の情報は持っていません)に尋ねれば、地元のペット防災の最新情報や行政主催のペット防災の説明会や勉強会、ペット同行避難訓練が実施されてるかどうかの情報も入手できます(これまた全くなんの計画もない自治体は珍しくない)。

もしネットで調べてもまったくもって無策なことがわかったら、直接、お役所へ駆け込んで、再度、確認し、もし本当に政策ゼロだったら、そんなときこそ環境省のガイドラインを錦の御旗として高く掲げればよろしい!国の政策として、たとえ推奨ではあっても、そこは国からのお達しですから効力はそれなりにあります。

それでもゴネたら、その地域選出の国会議員や地方議員たちの中で動物愛護に熱心な政党の人に陳情すべし!

でも、これだけは言いたい。
環境省のガイドラインはバイブルでもゴールでもないですからね。

だって法律でもないし強制力ゼロなんだから。
縛られる必要は全くないのです。

いくら国がペットを屋外に避難させる同行避難推奨でも、地域行政が同じく屋外飼養の同行避難で避難所マニュアルを作っていても、それに従いたくないなら(私はうちの猫達を屋外に置くなんて真っ平御免です)、行政のHPにあるパブリックコメントに意見や要望を書いたりして行政からの返事をもらうのもいい。

でも一番効果があると思うのは、
①自治体のペット防災担当(災害時に避難所で同行避難者受け入れ窓口となる避難所運営委員会責任者のアドバイザー的役割を担うの部署の方が良いと思います。)
②ペット防災に興味を持ってくれる地元の議員さん(情報共有、政策提出、議会での発言、区のお偉方との折衝や駆け引きなど政治のプロがいてくれると安心です)
③多くなくていいから一緒にコツコツ根気強く熱心に行動を共にできる地元の飼い主有志(被災するのは一般市民なので、保護団体やNGO活動されているプロの方ばかりだと偏った考えしか出てこないことも懸念されますので、彼等とは全く観点や視野が重ならない私のような「ずぶの素人」も絶対必要です)
④そして地域のペット問題のリーダーとして欠かせないのが、行政との接点があり、人脈も情報量も知識も経験も政治力も豊富で頼りになる動物愛護推進員(あとあと、避難所運営活動準備&災害時の為を考え、偏った考えをお持ちの方、少々問題行動がある方の情報を豊富にお持ちの「一般常識をわきまえておいでの人」がいいです)
に集まってもらって、地域のペット防災計画を地域住民主導で変える努力を始めること。

世田谷区も試行錯誤しながら、地元の様々な課題や諸事情を鑑みつつ、地元に一番適した災害時の被災ペットのための避難所運営はどういうものか考え続けること、準備段階を含めたら、すでに足かけ4年になりますかしら。

お役所の方って人事異動があるので、話しが良い所まで来たら担当が変わったりして(笑)
ものすごく根気が要る作業です。
すぐに結論は出ないかもしれないけど、何もやらないで先行き不安な毎日を無為に過ごすよりいいでしょ?

うまく行けば自分たちの思い描いていたペット防災案が行政のマニュアルとして取り上げられ、地域防災ペット対策として全住民の指針になるんですよ。ちょっと刺戟的じゃないですか?

国の指針である環境省のガイドラインや、各自治体が交付する避難所運営マニュアルを参照しながら、官民協働で、より良い形の、地域ごとに特色のある、その地域だけのペット防災対策案を新たに作成することはできるんですよ。

日本人は政治参加って本当に苦手ですよね。
でも、ペットのことだって立派な政治です。
生きてる限り、生活すべて政治。
政治・政策を市民の手で変える権利は私たち一人ひとりに平等に与えられてるんですよ。
あとはやる気だけ。
チェンジ!チャレンジ!やるっきゃないです!
↓は世田谷区が作った同行避難マニュアルです。
DSCF1374.jpg
「同行避難と同伴避難」
http://yaroneko.blog55.fc2.com/blog-entry-1549.html
ブログ:野郎猫集団「千太組」 






コメント
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2016/04/25(月) 19:11:30 | | #[ 編集]
鍵コメさんへ
こちらこそ、ありがとうございます。
飼い主さんと大切なしっぽ家族が幸せになるため、
少しでもお役に立てれば本望でございます。

鍵コメさんがご相談された方のブログ、
私もよく拝読させていただいております。
その方、以前、何の件か失念いたしましたが、
このブログにも立ち寄られたことがあります。
とても感じの良い、いい方ですものね、その管理人さん。
良い方とお知り合いで心強いですね。

こちらこそ今後ともよろしくお願いいたします。
2016/04/25(月) 22:40:12 | URL | 薫@千太組 #jhHw6g8s[ 編集]
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2016/04/28(木) 01:05:25 | | #[ 編集]
鍵コメさんへ
失礼いたしました!
読み違えしちゃったんですね(滝汗)
ごめんなさい。

実は最近まであの管理人さんのブログに
あの記事のリンクが貼ってあったことには気が付いておりました。
ちょっぴりショックでした。
そうですか、あの頃、あの方も悩んでらしたんですか。
それをお聞きして救われた気分です。
やっぱりいい方だったんだ(笑)
それを教えてくださった鍵コメさんもいい方。
「類は友を呼ぶ」ですね♪
2016/04/28(木) 17:16:11 | URL | 薫@千太組 #jhHw6g8s[ 編集]
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2016/04/29(金) 08:50:46 | | #[ 編集]
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2016/04/29(金) 08:53:19 | | #[ 編集]
鍵コメさんへ
お気づかいありがとうございます。
寂しいですが仕方ないです。
この手の事だけは私、どうしても歩み寄れなくて。
価値観の相違です。
アドバイスしていただいたこと、肝に銘じます。
真摯に向かい合おうとしても通じない相手はいますもんね。
2016/04/29(金) 21:57:29 | URL | 薫@千太組 #jhHw6g8s[ 編集]
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