薫の野郎猫的日常
2016年01月02日 (土) | 編集 |
この季節になると必ずニュースになる高齢者のおもち窒息事故。
そして必ず巷のSNSで目にし耳にする
「危ないから年寄りに餅を食わせるな!」という意見。

蒟蒻ゼリーや餅じゃないけど、
私、炙りだこのぶつ切りで窒息しそうになったこと一度だけあります。
ま、そうじゃなくてもこの年になると特別なことしなくたって、
たとえば、唾飲み込むだけでむせるようになってくるしなぁ(;´д`)トホホ 

「生きる」ことが「頑張る」ことになりつつあることを実感。

「口から食べられなくなったら死んだ方がマシ」が口癖だった父も
誤嚥性肺炎で入退院繰り返しながらも、前立腺がん末期の肝転移もあって
最期は施設スタッフ手作りのちらし寿司を食べ、誤嚥し入院。

誤嚥は治療で改善し、元気になったので、
いつものようにリハビリして退院の日を待っていました。

が、いかんせん、肝転移した癌により急変。

そのまま旅立ちました。

危ないから食べるな、じゃなく、好きなものを美味しく口から食べて死ねれば本望。

だから、私も父も思い残すことは全くなく、本当にいい最期だったと思ってます。

ある程度の年齢になったら、
そういう思いに立った、覚悟ある介護があってもいいんじゃないでしょうかね?

施設の方にも入所当初から本人と家族の意向ははっきり伝え、
納得してもらってましたのでね。

だから、ああいう結果になっても施設の対応に感謝こそすれ、
全く何のトラブルにもなりませんでしたよ。

もちろん未来がある乳幼児や子供の誤嚥は
親の管理の下しっかり気を付けて事故を防いでほしいですけど、
高齢者の場合はその方の気持ちやQOL、尊厳にもかかわってまいりますのでね。

喉に詰まらせて危ないから食わせるな、では解決できないと思うんですが。

だいたい、
餅じゃなくてもむせたり気道に入って息ができなくなることありますから。

年取ると餅食べなくったって、水飲むだけでも危ないことでてくるんですよ。

介護なんてそんな単純明快なモノじゃないんですよ。
答はそれこそ千差万別。
高齢者の数だけいろんな解決方法があると思ってます。

だからこそ介護は難しい。
だからこそ介護はやりがいがある。
想像しているよりもっと奥が深いんです。





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