薫の野郎猫的日常
2015年12月27日 (日) | 編集 |


12月25日の夜、
NHKBSで流れていたのでご覧になった方もいらっしゃると思います。
松下奈緒のアイルランド紀行。
番組中でも紹介されていたアイルランドの合唱団ANUNA(アヌーナ)は、
2011年の東日本大震災の時もその年の年末に被災地を訪れてくれました。
彼らのハーモニーはまさに神がかり。

でも彼らの歌声から感じられるのはなんというかどこか懐かしい郷愁に近いもの。
日本の原風景。
そう、「もののけ姫」の世界に通じるもっと土着の、
日本との共通点に私の中の日本人の遺伝子は激しく反応するのです。

私のアイルランドへの思いは以前にも

★2010/03/21 : 日常 : 春嵐              
http://yaroneko.blog55.fc2.com/blog-entry-946.html
★2010/03/22 : 日常 : 荒野へ            
http://yaroneko.blog55.fc2.com/blog-entry-947.html
★2010/03/23 : 日常 : 荒野へ part2        
http://yaroneko.blog55.fc2.com/blog-entry-948.html
★2010/05/24 : 日常 : フレディ・マーキュリーと私
http://yaroneko.blog55.fc2.com/blog-entry-978.html

等でお話しした通りです。



あの国自体が妖精伝説のファンタージェンですからね。
宮崎監督の「もののけ姫」の世界に共通するセンスのある国ですよ。
昔の日本の良い所がそのまま残ってる国。
アイルランドって本当に素晴らしい国です。
「税制も、国民と国家としての制度も福祉も〜ヒューマニズムと自己責任でぐらつかない確立してる」って教えてくださった方がいらっしゃいます。

【柔よく剛を制す。】

ケルト人って正真正銘の「鋼の錬金術師」。でもイングランドの圧政に苦しみ、飢餓に耐えながらもこうして古のケルト人の魂を今もしなやかな心で守り続けて今日に至ります。強い人たちであり、旅人にも懐っこく話しかけ、食を共にし、受け入れてくれます。が、いい意味で頑なです(笑)音楽も人柄もまるで昔の懐かしい、今はもう会いたくても会えなくなった「古の日本人」そのものです。今の日本が忘れかけているものを、失いかけているものを見事に護りつづけている国です。3か月だけですが住んだことがあります。

ドンドン変化することをどうこう言うわけではないけど、でも、この国にとって心から大切なものは遺してほしい。誰が何と言おうと、巨大な権力と闘っても、何が何でも頑なに残すものはあっていいと思うのです。それが今の日本にはなくなりつつあるもの。大切に残した方がいいものまでどんどん壊していき、残ったものはすべてどうでもいいガラクタばかりってことになりかねない、もうどうしようもなく衰える方へ、自滅への道を、まるでレミングの大行進のように、能面のような無表情の国民が、ただただ破滅への道をまっしぐらに後進しているようにしか見えない昨今。

もうどうしようもないのでしょうかね?先人たちの教えや人生の先輩方の警戒の声が、もう聞こえなくなってしまっているのでしょうか?おかしいことをおかしいと言える人は無視され、異端視される時代の逆行をこのまま許してもいいのでしょうか?

人口減少が止まらないのに「ハコモノ」に執着し、レガシーを平気で取り壊し、人の歴史よりも長く生きてきた木々を切り倒してしまうことも、私には心痛むことです。自然への畏敬の念も、この国は忘れてしまっているかのよう。

日本人がどんどん壊れていくようで怖い。劣化の一方。

そんな、己の心に澱のように降り積もっていくだけの苦い思いをこの歌は思い知らせてくれるのです。


あ~~~、アイルランドへ戻りたい…





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