薫の野郎猫的日常
2015年05月08日 (金) | 編集 |

今日も高崎山へのクレームの電話が鳴りやまないらしい。どうしちゃったの、日本人。


だからというわけではないと思いたいけど、英国王室からお墨付きを頂戴した高崎山は、まさか英国大使館にまでお伺いを立てるという行動に出るつもりなんでしょうか?念には念を???まさかねぇ。そこまで大馬鹿なガキじゃないですよね、大分!(ワイドショーで大分市に確認を取ったところ、まだどうするか固まっていない、とのこと。英王室からの回答だけでは物足りないのか、英国大使館にお伺いをたて返事を貰ったら大分市長と協議の上、最終決断するって話も漏れ聞いたけど…デマだよね?英国王室からお返事が来たのよ?それだけで十分に一件落着なんじゃないの?まさか一筆貰いたい、とか?)

今朝のtwitterにて茂木健一郎さんがこの騒動に関する10のツイートを書きました。大分にはこのツイートを読んで頭を冷やしてほしいですよ。


茂木健一郎 @kenichiromogi
連続ツイート第1495回をお届けします。文章はその場で即興で書いています。本日は、ニュースに接しての感想。

高崎山で赤ちゃん猿が生まれて、その名前を募集したところ、「シャーロット」が1位になり、決まりかけたところが、「英王室に失礼だ」という批判が「殺到」したとのことで、再検討されているというニュースを見て、いろいろなことを考えた。結論から言えば、「殺到」した「批判は無視してよい。
②「批判」が「殺到」したことに関するサンプリングバイアス。一般にstrong opinionを持つ人は表現がエキセントリックになりがちだから目立つだけで、一般の方々がどう思っているかと言えば、今回報じられたような意見を持つ人はむしろ少数派だろう。(そうあるべきだ。以下理由を書く)
③「シャーロット」という名前は、たまたま英皇太子夫妻に生まれた女の子につけられたかもしれないが、もともと一般的に使われている名前である(米国における人気の推移はこのページで babynamewizard.com/baby-name/girl…)。英王室が「シャーロット」という名前を持っているわけではない。
④そして、これが「批判」した人の世界観、価値観が致命的にネジが外れている点なんだけど、仮に「シャーロット」という名前が英王室のプリンセスを連想させるとしても、それを「猿」に名付けることが「失礼」だという、「猿」に対して失礼な思い込みがぼくの知っている英国の現代的価値観と相容れない。
⑤英国はすぐれた自然ドキュメンタリー番組を次々と送り出し、アッテンボロー卿の仕事が特に有名であるが、そこで前提とされている価値観は、すべての生きとし生けるものを平等に愛しむということである。かつてはキリスト教的価値観の下に人間が一番と思っていたかもしれないが、もはやそうではない。
⑥猿だろうが、ミミズだろうが(かのチャールズ・ダーウインが生涯に渡って研究した)、蝶だろうが、蛇だろうが、すべての生きものが、それぞれ精一杯(ダーウィンの明らかにした進化の原理の下に)生きているというのが、現代の英国における標準的な生命観であって、猿が人間より下、ということはない。
⑦高崎山で生まれた猿に、英国王室の王女を連想させる名前をつけるのが「失礼だ」と批判する人たちの価値観が、そもそも「猿」に対して失礼なのであって、そのような自らの世界観のネジが外れている点に気づかないということが、今回のニュースで残念な点であろう。
⑧英王室は、猿にどのような名前をつけるかは自由だというコメントを出したようだが、おそらくそれ以外には反応のしようがない。ニュースはBBCなどでも取り上げられたが、日本という愛すべき国に、猿に王女の名前をつけることを失礼だと批判する奇妙な人たちがいるという好奇心に基づく報道であろう。
⑨以前高崎山に行ったことがあるが、素晴らしいい自然環境であった。猿たちは普段は山の中で暮らしていて、時々人間たちのところに降りてくる。高崎山の猿は、その背景にある美しい照葉樹林の果実である。人間と自然の調和を象徴する、新しい生命、高崎山の「シャーロット」赤ちゃん猿の誕生を祝いたい。
⑩ところで、日本のネット民は健全で、さっそく #猿につけたら怒られる名前 というハッシュタグが立ち上がり、今回の笑い飛ばすしかないニュースを「祭り」にしている。私は更新を2分やめて考えたが、「ウキーバナナ左衛門たかし」くらいしか思いつかなかった。ごめん。

以上、連続ツイート第1495回「高崎山の猿の赤ちゃん、シャーロット、お誕生おめでとう」をテーマに、10のツイートをお届けしました。


~以上、2015年5月8日付 茂木健一郎さんのtwitterより転載いたしました~

茂木健一郎()さんの連続ツイート第1495回「高崎山の猿の赤ちゃん、シャーロット、お誕生おめでとう」 - Togetterまとめ さんから

【追記】
☆これでいいのだ!
やっとこさ決着したようです。やれやれ。。。
っていうかさ、大分市と高崎山がで~んと構えてたら、
BBCや英国王室まで巻き込むことなんてなかったし、
初っ端からこんな騒動になることなんてなかったんだからさ。
収まるべきところに収まっただけの話なんだけどね。

⇒47NEWS ‏@47news 
子ザル「シャーロット」変えず 大分・高崎山
http://bit.ly/1JuWFOG



☆そういえば↓みたいな記事もあったんだけど…
⇒シャーロット騒動、賛成の電話増加 「王室がいいなら」 - 朝日新聞デジタル
http://www.asahi.com/articles/ASH583D6TH58TPJB003.html
いやいや、これもおかしいでしょ?権威がいうことにはただただ盲目的に従うっていう流れには断固反対します!!間違ったことしたり言ってたらはっきりと「あんた間違ってる」と言える社会でありたいです。「長いものに巻かれろ」みたく、某国のマスゲームみたく、お偉いさんの言うことに考えなしに従って、そのお偉いさんが間違ったりこけたりしたらそれまでのこと全部なしにして袋叩きにするみたいな、いみじくも今の日本を端的に描いている出来事だし、報道だよね。こわいなぁ~!王室がいいと言うなら気にしなくていいのでは」なんて意見も無視!王室の猿山じゃないんだからさ。大分市と高崎山と大分市民と高崎山のファンで決めればよろし!! 

あっそうだ。お昼のワイドショーで高崎山の飼育員さんがインタビューに答えてたんですが、子ザルのシャーロットちゃんのお母さんの名前はね「おふせ」さんなんだって(笑)

★後で知った話だけど、大分市ったら最終決断を下す前にやっぱり英国総領事館にお伺いを立てたって。恥の上塗り(笑)ま、百歩譲って高崎山と大分市が英王室を引き合いに出すことはまだ分る。だって、煩い抗議者に騒がれないように全部分かった上で、確信的に英大使館のお墨付きを求めたんだから。ある種の危機回避策と言える。(決してホメられた事じゃないけど。)だけど、一般の賛否を電話したりメールしたりする人まで英王室を持ち出す必要はどこにある?

「おさるのジョージ」ではないですが、もしジョージ王子誕生と同時に生まれたどこぞの子ザルにジョージと名付けたことが公になったら、英国王室やBBCを巻き込む大騒ぎになってたんでしょうかね?な~んて言ってたら…本家本元の英国の動物園では実際にジョージ王子が生まれた時に生を受けた子ザルたちにジョージ、アレキサンダーって名付けていました(笑)⇒プリンス・ジョージ・アレキサンダー・ルイ・オブ・ケンブリッジがジョージ王子の正式なお名前です。
★Monkey named after royal baby Prince George during Chessington zoo baby boom 
http://www.yourlocalguardian.co.uk/news/10606399.Summer_baby_boom_for_Chessington_zoo/






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