薫の野郎猫的日常
2014年05月03日 (土) | 編集 |
伊豆大島はおそらく新潟に続き、日本で2番目の自治体が公に掲げた、同伴避難実現自治体ですね。

以前からずっと自分なりに調べてはいたのですが、やはり同伴避難を公的に掲げている自治体は東京都は伊豆大島だけですね。 新宿区、練馬区、西東京市では同伴避難実現に向けて努力されてはいますが。 じゃ、いざ災害となったら本当に住民も行政も整然と、ルールに則って同伴避難を実行できるのか、と言ったら相当危ういんじゃないんでしょうか。だって、どの自治体の防災計画、避難所運営マニュアル、動物救護マニュアルにも同伴避難の記載なんて一切なし。定期的な防災避難訓練でペット同行し、所定のペット用収容スペースで同伴避難訓練している気配もなし。


○昨年、twitterで西東京市にお住いの方とお話したことがあるのですが、「有事避難時に家族であるペットと共に公共施設への避難及び生活が今年(2013年)決定しました。課題山積みなれど市の防災計画策定の英断により徐々に準備されています。」とのこと。「大型動物は現状では市の用意できる屋外になる致し方ない状況です(´・ω・`)。小型犬は各自が持ち運び式小型ケージを用意する事で避難場所内での同居可能です。ただ、トラブルを抑えるためにもトレーナーによるペット訓練の一般化がいそがれます。」「今はペットを僕は飼えていませんが実家横浜に住んでいた昔は、小型犬のポメラニアンを家族の一員にしていました。夏頃に実施した西東京市大規模防災訓練ではペット同伴避難についての説明ブースも展開されました〜(o゚▽゚)o。一歩一歩、前進しましょう。」
ん???小型犬だけ????それって????
で、質問を投げかけたんですがお返事はありませんでした。その後ずっと改訂版の防災マニュアルをチェックし続けているのですが、全くこの件に関する記載は見つけられず。
http://kajino-wanpat.blogspot.jp/2011/10/23.html 2011年には確かに同伴避難を想定した訓練が実施されているようですが、その後はどうなんでしょうか?小金井公園の体育館は同伴避難場所として確定されたのでしょうか?

○練馬区光が丘は2011年の311の際、東北のペット連れの被災者の方を廃校になった校舎に一時避難所を設け受け入れた経緯があるのですが、その後は全く同伴避難の話は立ち消えになっております。練馬区の獣医師会は同伴避難を何とか取り入れようと努力なさってはいらっしゃいますが、自治体としてはまだ実現には至っていない様子。
http://www.nerima-vet.jp/bousai/keihatsu.pdf

○新宿区の取り組みには興味あり。都心部ならこの方法もありだと思うんですよ。
っていうか、これが一番合理的だと思う。
都心部はこの考え方を見習うのが一番楽かな?

公的避難所には屋外でも生きていける大型犬とか、

校庭のグランドでも適応できるペットのみの避難所にして、

それ以外、屋内でなきゃ生きられないペットは

なんとか飼い主やボラさんと知恵を絞って別の場所を確保できるようにするとかしないと、

今のままじゃ、公的避難所に同行避難したことで、かえってペットの命を縮めてしまう結果になりはしないか。


新宿区はペットのスペースは飼い主とは別だが、避難所室内にペット用のスペースが確保できている同伴避難?それとも、避難所室内には人間以外入ることはできず、ペットはすべからく屋外飼養の完全な同行避難?

基本はあくまで「同行避難」です。

新宿区の違うところ、ユニークなところは、そのあとのことを飼い主や愛護ボランティアたち区民に一任しているところ。

https://www.city.shinjuku.lg.jp/content/000137374.pdf
新宿区地域防災計画の253ページ

http://www.city.shinjuku.lg.jp/content/000086224.pdf
「学校避難所動物救護マニュアル同様、ペットのスペースがどこか明確に表現されてはいない。

ここまではほかの自治体となんら変わらない。

http://www.bosaijoho.jp/topnews/item_2550.html
が、 5年前の区の担当職員インタビュー記事にあるように、新宿区の見習うべき点は、区民をマニュアルに縛ることなく、飼い主や愛護ボランティアがペット専用の室内収容場所を工夫し確保できるなど避難所ごとに柔軟に対応できる所。しかし、実際にはどうなんでしょうか?絵に描いた餅じゃなくするためには、定期的な訓練が必要だと思うのですが。訓練は行われているのでしょうか?


「同伴避難」のイメージ。

最悪、飼い主と別の部屋でもいいです。ペットが家族として受け入れられ、人間とともに避難所室内で生活できれば、もしそれが公的避難所じゃなくてもいい。それも立派な同伴避難だと。



みなさん、同行避難の概念の統一さえも行政レベルではいまだあやふやなんですよ。

下手したら、ペットを避難所へ連れて行けない自治体や避難所だってあるかもですよ。ご自分のお住まいの避難所はペットを受け入れてくれるのかどうか、まずはそこからご自分の目と耳と足で確かめてください。ご自分の大切なしっぽ家族の命がかかっているのですよ。自治体任せにしないで!


「こうやって被災体験した地域にどんどん追い越されていくんだねぇ。やっぱり痛い目に遭わないと、

身に沁みないと学習しないのよ。みんな他人事だもの」とふてくされても何も変わるわけじゃなし。


行政もですが、

全国の飼い主さんたちも環境省が推進している同行避難を同伴避難と勘違いしています。


というか同行避難と同伴避難は同じものだと思ってらっしゃる。


ネット社会で多くのフォロワーさんを持つ動愛関係者であっても、お話してみると驚くほど無知です。

皆さんも世田谷区のように一度でも公的避難所でペット同行避難訓練を体験すれば

すぐにご理解できると思います。


避難所運営マニュアルや動物救援マニュアル、防災計画で避難所にペット用のスペースを設ける、

と書いてあるだけで安心しているんですよ。

みなさん、青天井で屋根もなければ何の工夫もないブルーシート張りの校庭で、

どんな天候であっても野ざらしでペットが過ごすことになるとこれっぽっちも思ってません。

みんな、自分たちと一緒に室内で生活できると思ってます。

まずは、その誤解から崩してあげないと、世論は動かないですね。


私の活動に賛同してくださっている方からお聞きしたのですが、

彼女が参加されたプロのための同行(同伴ではない)避難セミナーのディスカッションでは、

東京の人口密集やペットの数を考えれば、行政だけに場所の確保を求めるのはどだい無理がある。

むしろ民間のペット業を営む自分たちが有事の避難所となるべく、横の連携を取りあわねば・・

という方向に議論が進んだそうです。

そもそも同行避難、同伴避難の違いをプレゼンの中で示唆されても、全然ピンと来てないみたいで、

シェアしてもらった私のブログの記事でようやく気に留めるようになったレベル。


まずは、同行避難と同伴避難の相違の周知から始めなくては、ですね。


伊豆大島の役場の方にぜひともお願いしたいことがあります。

防災計画や避難所運営マニュアルなど防災の公式書類に、

大島が同伴避難を実施する自治体であることをはっきりと明記し、

日本国中に宣誓すべきです。公式なものとしての記録が存在しなければ、最終的な形ではありません。

同伴避難を大島行政が島民に約束するのであれば、正式なフォーマットで残すべきです。

それがないと、いつでも勝手な都合をつけてなしにすることができますからね。

そこのところは、どうぞ島の方々は島民の義務として、しっかりとチェックしてくださいね。

そして、ぜひ、同伴避難場所になった施設で実地に訓練を重ね、問題点や課題を見極め、

マニュアルをどんどん進化させていってください。



世田谷も年1度ではありますし、砧地区ただ1か所のみですが、ペット同行の訓練を重ねていくたびに、

問題や課題が山ほど出てきます。やってみなきゃわからないですから。

もう一度言いますが、

東京だけでなく、日本全国、同行避難の概念の統一さえも行政レベルではいまだあやふやです。

もしかしたら

同行避難を推奨している環境省のお役人さえも、

はっきりと明確なビジョンをお持ちではないかもしれません。


ほんと、同伴避難どころではないのです。


まずは、同行避難とは何ぞや、から説いて回らねばならないのですから。





DSCF1362.jpg 
これが同行避難です



同伴避難
これが同伴避難です







★是非一度お読みください。 
世田谷区の同伴避難、災害時ペット対策のあゆみ 
☆ブログ:野郎猫集団「千太組」同伴避難/マイクロチップカテゴリ 
 
http://yaroneko.blog55.fc2.com/blog-category-26.html 







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