薫の野郎猫的日常
2013年04月21日 (日) | 編集 |
現在、日本人の8割が病院で亡くなり、“在宅死”はわずか2割ほど。
超高齢化が進む中、国は「看取りの場所」を「病院」から「在宅」へと転換する政策を打ち出した。
2012年を「地域包括ケア元年」と位置づけ、年老いても住み慣れた地域で暮らし、
最期を迎えられるよう、在宅医療や看護、介護サービスの整備を進めている。

「治療は終わったので病院以外で療養を」と早期退院を求められる高齢者と家族。
しかし24時間対応できるヘルパーや在宅医など、在宅医療を支える社会インフラは不足し、
家族は“老い”や“死”を受け入れられず、苦悩を深めている。

横浜市で診療所を開く在宅医は言う。
「これまで医療は命を延ばすためのものだった。これから必要なのは“死に寄り添う医療”だ」と。

人口に占める高齢者人口の増加率が全国一の横浜市を舞台に病院や在宅医療の現場をルポ。
「在宅の看取り」に何が必要なのかを探っていく。
2013年4月21日(日)
午後9時00分~9時49分
NHK総合で放送された「NHKスペシャル」

私はこういうお宅を巡回してる訳だけど、実情はもっと悲惨で過酷なのよね。
番組の中で紹介されてるご家庭は、まだまだいい方よ。
でも、中々見応えのある番組でした。


94歳の母の胃瘻をストップしたいと訴えた娘…
全身拘縮、蓐瘡で、夜間唸り続けている母の首を絞めて楽にしてあげたいと在宅医に訴えた。
追い詰められてるんだよね。
だけど、こうやってガス抜きできる相手、寄り添ってくれる相手、「実行に移しちゃ駄目だよ」とブレーキをかけてくれる相手がいてくれる彼女は恵まれてます。これができない家族がワイドショーやニュースで「親殺し」「子殺し」「妻(夫)殺し」として報道されてしまうことになる・・・

の母子のその後、
終末医療で本人が決断できなくても、本人のためにならない積極的延命は途中でストップできる、とガイドラインが示されたものの、ガイドラインはあくまでガイドラインでしかない。在宅医の仲間たちにも意見を求めたが、誰もが皆、消極的。たとえ娘の希望通りに実行しても、どこからも何の保障も受けられない。筋肉弛緩剤注射が積極的安楽死であるならば、今まで生命を維持できていた経管栄養を途中でやめることは消極的安楽死になる、と、このようなケースに初めて対応する若き在宅医は大いに悩む。彼はその母子を支援してきた業者を含めナースやケアマネ、ケアスタッフたち仲間を集め、娘と意見交換。そこで大多数を占めたのは「娘さんがあとで後悔しなければ、お気持ちを支援したいと思います。 」

胃瘻をやめることになった母は、中止決定した2日後に、胃瘻をやめる前に、肺炎をこじらせあっけなく息を引き取った。(今は亡き父で経験があるので、もしかして、と思い当たる点あり。もちろん、この母親がそのケースだと断言できないけど。だから単なる想像でしかないが、胃瘻でも鼻腔でも経管栄養は胃へ流し込むのだが、どうしても胃の中で逆流を起こし、誤嚥性肺炎になりやすい。これを可能な限り防ぐには腸まで管を下す経腸栄養が必要、が、カテーテルを腸に下ろすには、ひと手間かかるため家族の同意が必要。完全なる逆流防止策はIVH(集中静脈栄養)しかない)「偶然なんだけど、でもまるで私の心に応えてくれたみたい」と娘。偶然じゃないんだよ。以心伝心。お母様だって苦しくて、もう楽にしてくれって訴えかけてたんだよ。あなたはただ、お母様の気持ちを代弁していたに過ぎない。あなたもお母様も本当によかった。これでよかったんだよ。そうTVに向かって話したことでした。

この親子以外の他のケースもみんな、まるでわが仕事そのもので、TVに向かっていちいち反応していた、ただの怪しい女でしたよ(笑)

「死に時」を決めるのは誰?家族でも誰でもない。決められるのは本人だけだよね。でも、「ジョニーは戦場へ行った」じゃないけれど、口がきけなくなったら、どんなに嫌なことだってさせられるし、耐えなきゃならないし、自分の生き死にを第三者にゆだねざるをえなくなるから、もし、本当は嫌なのに、もうなんにもしないでこのまま静かにお迎えを待ちたいのに、お腹に穴を開けられたり、鼻から管を突っ込まれたり、静脈から管を入れられたり、気管支切開されて声を失ったり、人工呼吸器突っ込まれて死ぬほど苦しかったりしたくなかったら、今の内から最期をどう迎えたいか、延命治療についてどうして欲しいか、なんでもかんでも、はっきりとした意志を伝える準備はしておいた方がいいと思う。


☆再放送は2013年4月25日(木)午前0時40分~1時29分(24日深夜)
興味/関心のある方は是非ご覧ください!




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