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薫の野郎猫的日常
2012年01月25日 (水) | 編集 |
NHKで犬の保護施設「ティアハイム・ベルリン」とドイツの犬事情を紹介してましたhttp://osusume.starcat.co.jp/pickup/pickup.php?t=detail.html&event_id=B2470  が、一番衝撃的だったのは路上生活者もちゃんと「犬税」を払って獣医に連れて行ってワクチン接種していること。それを当然のことだと思ってる。恐れ入りました!犬よりなによりまず先に人間を育てなくちゃね、日本は!

殺処分ゼロのドイツではもし虐待、「犬税」未払いなど法律違反で飼養不適格と評価されると警察、動物保護施設、獣医師が関与。飼い主から犬を引き離し「ティアハイム」という施設に保護する。保護された犬は再度しつけをし新しい飼い主を探す。もし飼い主が見つからなくとも殺処分されることはない。

ドイツで犬を飼いたい場合は保護施設であるティアハイムかブリーダーが唯一の窓口。生体販売、ペットショップは存在しない。もし何らかの事情で 飼養できなくなった場合は必ずティアハイムに連絡し保護してもらう。

ドイツの「犬税」は地方によって格差はあるがおおよそ年間1~2万円。これはたとえ飼い主が路上生活者であろうと平等の義務を負う。

ドイツではノーリード可。レストランなど公共施設、電車などの乗り物への犬同伴が許可されている。というのも飼い主には基本的なマナーを犬に施す義務が負荷されており、ほとんどの犬は幼犬の間にマナースクールに通い、しつけを受けるから。そこで飼い主も犬とのかかわり方やマナー、心構えを学ぶ。

ドイツのブリーダーが紹介されていた。犬種はダックスフント。そこのお得意様は全員狩猟家。ダックスフントは狩猟犬で気が荒く攻撃的。玩具ではなく犬の特性を十分に生かした縁結びをしている。

ティアハイムに保護されている犬の中にもこういった狩猟犬が少なくはない。保護施設のスタッフは狩猟犬など都会で暮らすのには適さない犬たちの里親を郊外や農村地帯など、犬たちがストレスにならない地方の里親希望者と縁を結ぶ努力を惜しまない。

ブリーダーが子犬を飼い主に渡すのは8週齢から。これも法律で定められている。

路上生活者で大型犬2匹と暮らす女性。「彼らと暮らす前は麻薬におぼれてたけど、今は薬に手を出す暇などない。散歩したり病院に連れて行ったり忙しい。犬と暮らせてるお蔭で地獄から這い上がれた。だから犬税は払うし食事もさせる。毎日稼いだお金の半分は彼らのものだから彼らのために使う」

路上生活者が飼っている犬でもワクチン接種済み。彼らも犬に関する法律を守っている。

以前は犬を飼っていたが母親の介護で忙しくなり面倒を看ることができなくなったので犬をティアハイムに預けた女性。今は暇を見つけては保護施設でボランティアとして働き犬の面倒を看ている。

厳しい犬の条例が定められ、違反すれば飼い主失格のレッテルを貼られ、犬は保護施設に引き取られ新しい飼い主を探すドイツでも虐待や捨て犬は今も存在する。良いことばかりじゃないだろう。きっと表立っては言えない裏事情だって問題点だってあるに違いない。が、たとえそうであっても、保護されたその犬には生きる自由と新しい飼い主に巡り合える希望が待っている。

生かすより殺すことを優先する日本も見習うべきことがたくさんあるのでは?

収容所で死ぬ動物は何を思って最期を迎えるか 最期まで一緒に暮らした人を待ってるに決まってる」twitterで見つけた一言が悪夢を呼び覚ます。

幼い頃の、あの言葉に表すことができない辛い悲しい記憶。「私があの子たちを殺した」「大人の手から守ってあげられなかった」「私と仲良くしなければ死なずに済んだ」「人間を愛さなければ、信じなければあんな目にあわずに済んだ」「私の家の犬にならなければきっとあんな最期を迎えることはなかった」人間の勝手な理由や都合で保健所に連れていかれた私の愛する仲良しのかわいい命たちよ。ごめんなさい。君たちが味わった不安や恐怖や痛みや悲しさや苦しさや寂しさや悔しさやそれこそ言葉にできない苦痛を思えば許してなんていえない。私は死ぬまでこの罪悪感を背負って生きていく。君たちへの思いを込めて君たちの魂とともに野郎どもと生きていく。

あの時代に里親制度があれば、ティアハイムのような保護施設があれば・・・

この日本で殺処分ゼロの保健所が増えていけばきっと、何十年もの間、悪夢と罪悪感にさいなまれ続ける人間の魂が救済される。

殺すための保健所なんてこの世から消えてなくなればいい!!


★参考資料

「ヨーロッパ最大規模の動物孤児院、ベルリン・ティアハイム」
http://dogactually.nifty.com/blog/2009/05/post-ceeb.html

ドイツ犬事情」
http://www.geocities.jp/talismankatze/germany.html

京都産業大学文化学部 国際文化学科 山田麻衣さんのレポート
ドイツ~犬の権利が守られる国~


dog actuallyの記事【ドイツ 殺処分ゼロの理由】


「ドイツからのレポート2009 動物殺処分数0(ゼロ)処分所0(ゼロ)~ドイツ在住ハンナさんより」
 http://www.animalpolice.net/kaigai/Germany1





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