薫の野郎猫的日常
2017年09月19日 (火) | 編集 |
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★NHKドキュメンタリー - ありのままの最期 末期がんの“看取(みと)り医師” 死までの450日  http://www4.nhk.or.jp/P4614/x/2017-09-18/21/31148/2935010/

え~、終末(期)鎮静 (①終末期鎮静 http://yaroneko.blog55.fc2.com/blog-entry-1828.html ②日本における「平穏死」について http://yaroneko.blog55.fc2.com/blog-entry-2056.html)は途中で止めちゃうし、DN(A)R⇒Do Not (Attempt) Resuscitate(終末期、積極的延命の中止についてのお勉強 http://yaroneko.blog55.fc2.com/blog-entry-1925.html)も守らない…やっぱり近親者(この場合は、夫と同じ医師で僧侶の奥様の貞雅氏)が主治医だとこうなっちゃうんだなぁ。看取る者が配偶者や家族でなければきっと、死にゆく方のリビング・ウィルのままの医療措置を、ただ粛々と行っているだろう医療従事者だろうに。葬祭所についていけないと、最後のお見送りにも行けないくらいに乱れて泣き崩れてしまう…人間として理解はするが、プロの介護者、医療従事者の立場から見たら、私は粛々と、死にゆく方の最期の望み(リヴィング・ウィル)を適えてあげてほしいなぁ。でもお寺の境内に終末期ケアの病院があるのっていいなぁ。近所にあったらぜひともお世話になりたい場所だったわ。

まぁ、私なんて毎日この繰り返しですからね。介護職で看取り経験がある者や終末期ケアを生業としている者と、そうでない者。近親者の現在進行形介護者である者(経験済みの者)、まだの者等々。見る方の環境で、さまざまな観方、思い、感想があるだろうと思います。

最近、ドキュメンタリー部門の枠内のみ、NHKの本気度を目の当たりにすることが多くなりました。時間をかけて丁寧にじっくりと作り上げていく良作が多いので、この作品も見てみましたが、想像以上によくできてました。死にゆく者も看取る者も、普通の人たち。でも努力しがんばってる普通の人たち。その方々のジタバタぶりをただゆっくりと、なんの味付けもなく切り取っていく。亡くなった方の死に顔も、骨上げの骨まで見せてしまう。医師であり僧侶でもあった田中雅博氏の死に顔のなんて美しいこと!こんなきれいな死に顔ってなかなか拝見できないので、失礼ながら「うわぁ、きれい!」と何度もつぶやきながら、惚れ惚れして見入ってしまいました。

これが死ぬ、ということなんです。

なんでもない。特別なことなど何もない。人が死ぬということなんです。

もし再放送があれば、ぜひともご覧になってほしい。