風さそふ 花よりもなほ 我はまた 春の名残を いかにとやせん(浅野内匠頭 辞世)
朝イチで病院へ行ってまいりました。病院も桜が満開!
病院からの帰宅途中にある馬事公苑までぶらり♪
ツツジのつぼみがかわいい♪
公苑の桜も今年が見納め。
このお花畑や武蔵野の自然林もどうなってしまうことやら。
八重桜はまだまだ蕾。
藤棚もまだまだ先のこと。
このまるで造花のような白いお花は
「深山含笑(みやまがんしょう)【モクレン科ミケリア属】」というらしいです。
名残惜しいなぁ…このまま変わらずにいてほしいのに…
正面玄関の案内所の方にわかっていることお尋ねしたけど、
「自分たちにもまだ何も知らされていないんですよ。
ただ、来年1月から工事が始まるということしか…わからないです」
と困惑顔。
※世田谷区の災害時ペット防災のことでいつも大変お世話になっている田中優子世田谷区議に調べていただきまして、わかったことだけここでお知らせしますね。
「2020年 東京オリンピック・パラリンピック」の馬術の会場として選ばれているJRA馬事公苑。ここは緑豊かな公苑ですが、区民の方々から、オリンピックのための改修工事で緑はどうなってしまうのか?と心配の声が寄せられています。区の担当に聞いたところ、以下の回答がありました。(あくまでも、区は報告を受けている立場ですが…)
●馬事公苑改修工事については世田谷区は直接関与できず、JRAとオリンピック担当の部署でやりとりをしている。
●世田谷区には「みどり33政策」もあるので、できるだけ緑を残して欲しい旨、伝えている。
●仮にオリンピック時には場所を確保するため緑を伐採してしまったとしても、終わってからしっかり緑を復旧させて欲しいということも要望してある。
●馬事公苑としては、今ある木はかなり枯木となっていて、これを機会に整理したいという想いがある、とのこと。
●今後の改修の進捗状況については、区は報告を受ける立場なので、スケジュールの確認などは難しいが、分かり次第、議会にも報告したいと考えている。
そうなんですよね、オリンピック終了後どうなるのか?が大事な視点だと思います。世田谷区の中心部に位置するJRA馬事公苑ですし、緑の多い場所ですから、世田谷区への影響は大きいです。今より更に緑豊かな公苑となりますように!
区議さんからの報告だけで、どうなってしまうか想像できます。
何度でも言います!
五輪だけのために760人収容規模の現アリーナを14000人収容規模に拡張して、
じゃ、五輪が終わったらどうするつもりですか?
ミニ競馬でもやりますか?!
そんなところにどんなに緑を増やしたって時すでに遅しですよ!
「祭りの後」が一体どうなるのか、想像しただけで胸が締め付けられます。
★関連情報
2016年4月1日付ブログ:野郎猫集団「千太組」
「馬事公苑が壊される!」⇒ http://yaroneko.blog55.fc2.com/blog-entry-1857.html
実は今日、公苑に行ったとき、すでに何本かの桜が伐採されてまして、緑のネットで囲われている木々がかなりあり、もしかするとあの木たちが伐採候補なのかな、と思うと悲しくてかなしくて…みんな見事な古木たち。76年の歴史の生き証人たちだと思います。
武蔵野の自然林にも見慣れぬ赤と黄と青と白のテープが各樹木に貼ってあり、木によってその色の組み合わせが微妙に違ってて、あれもまた不気味です。
★まるで宮崎駿の世界を地で行くような出来事が次々と起きて、私はこの国がどこに向かって突き進んでいるか怖くてついていけません。田中区議の報告の中で出てくる「JRAと協議するオリンピック担当部署」ってJOCなのか2020年東京オリンピック・パラリンピックの組織委員会なのか知りませんが、「絶対に一本たりとも伐採しない」と事前に約束していた神宮の樹木を何千本も伐採したり、近隣住民を追い出したり、エンブレム問題や新国立建設や聖火台問題だけじゃなく、大幅な予算増額で都に負担を押し付けたり…その上、事前協議も相談もなく突然に神宮球場を長期にわたって資材置き場として使用するから使用中止せよと無理難題いい出したり…いったい誰のためのオリンピックなんだと言いたいです!馬事公苑も神宮もどこもかしこも…壊されてしまいます!