薫の野郎猫的日常
2013年07月19日 (金) | 編集 |

どこにもいない?
違うと、なくなった人は言う。
どこにもいないのではない。

どこにもゆかないのだ。
いつも、ここにいる。
歩くことは、しなくなった。


「レモンちゃん」として一世を風靡した落合恵子さん主宰の
クレヨンハウス
心が疲れた時、無性に恋しくなる場所。
久々にお邪魔しました。


つい最近、NHK「こころの時代」で偶然、彼女を拝見しました。
話の内容があまりにもストンと心に落ちたので、
再放送まで拝見してしまいました。
丁度私が欲しかった言葉や経験、体験がぎっしりと詰まった贅沢な時間でした。

お母様を7年間もの間、在宅で介護され、立派に看取られた落合さん。
生と死を見つめ続けた7年間でした。
ジタバタした年月でした。

私も公私ともに生と死と向き合っているからか…。
最近とみに、読み物もそれっぽいものに出遭う機会が多いです。
著者ご自身もそれぞれ、何らかの形で命と向き合っていらっしゃる方ばかり。

そして今日も…
一冊の本に巡り合いました。

長田弘さんの詩集。
「詩ふたつ」

落合さんお奨めの一冊でもあります。
「こころの時代」でもご紹介くださっていました。

*** *** ***

「すべての、それぞれの愛する人を見送ったひとに」
落合恵子

母を見送った季節が、
まもなくやってくる。
喪失の悲しみを
いやすことはできないし、
その必要もないと
考えるわたしがいる。
なぜならそれは、
まるごとの、そのひとを
愛したあかしであるのだから。
悲しみさえもいとおしい。
けれども、どうしようもなく
こころが疼くとき、
長田弘さんの、この、
ふたつの「絆」の詩を
声にだして読む。
人生に余分なものは
何ひとつない、と。




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この本が一日5回読める本であればとねがう。
最初は黙って、クリムトの花と樹を巡り、
 二回目にはことばを声に出してゆっくりと読み、
 三回目には好きなページをあけたままにして、
立てかけて置き、
 四回目には絵とことばを行ったり来たりして読んで
 そうして五回目は眠る前に心を澄まして読み、
 まだ大切にしたいものがいくつあるか数えて
 それから自分で自分に
おやすみなさいを言って眠る。
   この本が一日5回読める本であればとねがう。 
長田弘


*** *** ***

詩ふたつは、
「花を持って、会いにゆく」と
「人生は森のなかの一日」のふたつの組詩と
クリムトの風景画からなる、1冊の本です。

詩ふたつは、
「死ふたつ」でもあり「志ふたつ」でもあると、
詩人はいいます。

死と、楽園のような風景とが、静かに響き、
残されたものに宿る志が、胸にとどまります。

クリムトというと、
黄金で装飾された、官能的な女性像が浮かびますが、
画家は、生涯で50点あまりの風景画を残しているそうです。

正方形に切りとられた、
普段目にするよりもくっきりと鮮明な美しい風景のなかには、
人も、動物もおらず、
その気配だけがかすかにただようその場所は
姿のないものと、わたしたちの境界。

詩人のことばをたどり、口にする
「死」や、「いない」という声は、ありありとその形になり、
花々の間に溶け、木々の奥へ、吸い込まれ。

また、目でことばを追ううちに、
木や葉のかげに、築いてきた絆を見つける気がして・・・

梅丘時代の「ことり文庫」書評より転載~
(「ことり文庫」は、世田谷の梅丘駅近くにあった
とっても素敵な小さな絵本専門店だったのですが、
2010年12月、惜しまれながら閉店。
今年7月19日、鎌倉の極楽寺にて心機一転オープン)

*** *** ***


詩ふたつ

誰にも訪れる、愛する人を失うという経験。
そっと寄り添い「死」の悲しみをやさしく癒し、
大切な人との「絆」を静かに伝えてくれる一冊です。




「花を持って、会いにゆく」

春の日、あなたに会いにゆく。あなたは、なくなった人である。どこにもいない人である。

どこにもいない人に会いにゆく。きれいな水と、きれいな花を、手に持って。

略…

死ではなく、その人がじぶんのなかにのこしていった たしかな記憶を、わたしは信じる。

言葉って、何だと思う?けっしてことばにできない思いが、ここにあると指さすのが、ことばだ。

話すこともなかった人とだって、語らうことができると知ったのも、死んでからだった。

春の木々の 枝が競い合って、霞む空をつかもうとしている。

春の日、あなたに会いにゆく。きれいな水と、きれいな花を、手に持って。




「人生は森の中の一日」

何もないところに、木を一本、わたしは植えた。それが世界のはじまりだった。

次の日、きみがやってきて、そばに、もう一本の木を植えた。木が二本。木は林になった。

三日目、わたしたちは、さらに、もう一本の木を植えた。木が三本。林は森になった。

森の木がおおきくなると、おおきくなったのは、沈黙だった。

沈黙は、森を充たす 空気のことばだ。

略…

やがて、とある日。黙って森をでてゆくもののように、わたしたちは逝くだろう。

わたしたちが死んで、わたしたちの森の木が 天を突くほど、大きくなったら、

大きくなった木の下で会おう。わたしは新鮮な苺を持ってゆく。きみは悲しみをもたずにきてくれ。

そのとき、ふりかえって 人生は森の中の一日のようだったと言えたら、わたしはうれしい。

声に出して読んでみたい。
心が疲れたとき読んでみたい。
大切な命と向き合うことが出来るから。
気持ち良いほど私の心にストンと入るから。

人という文字が、線ふたつからなるひとつの文字であるように、
この世の誰の一日も、一人のものである、ただひとつきりの時間ではありません。
一人の私の一日の時間は、いまここに在るわたし一人の時間であると同時に、
この世を去った人が、いまここに遺していった時間でもあるのだということを考えます。

亡くなった人が後に遺してゆくのは、その人の生きられなかった時間であり、
その死者の生きられなかった時間を、ここに在る自分がこうしていま生きているのだという、
不思議のありありとした感覚。

心に近しく親しい人の死が後にのこるものの胸のうちに遺すのは、
いつのときでも生の球根です。喪によって、人が発見するのは絆。

~あとがきより

また、素敵な詩に出会いました。
また、生きることを頑張りながら、
苦しみながら、
楽しみながら、
ジタバタあがき、
もがきながら、
「いま」という時間を大切にしたいと思います。

悲しんでもいいんだよ。
泣いてもいいんだよ。

我慢せず閉じ込めず、入り混じった、ごちゃごちゃの感情を丸ごと愛おしみ抱きしめよう。




2013年07月16日 (火) | 編集 |
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染、
あれから一年経ちました。

一年前の今日は暑かった。
 
でも、もっと暑くてもいいくらいだったわ。

低体温だったお前、
空気の流れを作ろうと窓を開けるだけで嫌がって毛布に潜った。
エアコンなんてとんでもない。
窓を閉め切り、
一歩中に入れば毛穴から一気に汗が吹き出し、
呼吸するのも苦しくなるような隔離部屋の熱い空気の中で、
気持ちよさげに毛布の上に寝転がってた。

もっともっと暑くなれ。
暑くなればなるほど、染が喜ぶ。

真夏の暑さが、どれほどありがたかったことか。

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一年経った。

湿気で纏わりつくような暑さが、
今は愛おしく、
懐かしい。

記録的な暑さを戦友のように抱きしめる。

今も世界のどこかに、いるだろうね。
夏の暑さに助けられている低体温の猫が。
もっと暑くなれ、と天に祈る飼い主が。 


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染、
愛してる♥




2013年07月09日 (火) | 編集 |
☆「新潟市動物愛護及び管理に関する条例 」について
新潟市HPより 
http://www.city.niigata.lg.jp/kurashi/animal/animal_aigo/aigojyourei.html 


*** *** ***

  新潟市は、犬や猫を飼う際のルールを定めた条例を来月1日に施行する。全国の政令市では初めて、
10頭以上の犬や猫を飼ういわゆる「多頭飼育」について届け出が義務付けられる。

 新潟市が制定したのは、「動物の愛護及び管理に関する条例」。条例は、近隣の住民への配慮や名札の装着などを飼い主に求めているほか、飼い主のいない猫を世話する場合には、繁殖を防ぐ措置を取るなど住民の理解を得るよう努めなければならないと定めている。
  
   また、10頭以上の犬や猫を飼ういわゆる「多頭飼育」をする場合、市へ届け出ることを義務付けている。届け出がない場合は5万円以下の過料が課せられる。多頭飼育の届け出を義務付ける条例は、全国の政令市で初めて。
  
   条例は8月1日に施行され、多頭飼育に関する項目については1か月後の9月1日に施行される。

[ 7/8 19:14 テレビ新潟]
http://www.news24.jp/nnn/news8825157.html  ⇒動画あり


*** *** ***

このような好例は見習いたいですね!!

☆この件で、
今年4月に新潟市長にパブコメを送り、その返事も頂戴いたしました。
詳細は千太組ブログ5月1日の「新潟モデル進化中!」をご覧ください!
http://yaroneko.blog55.fc2.com/blog-entry-1422.html



2013年07月08日 (月) | 編集 |
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染が恋しい…
染に会いたい…
あの猫っ毛のお腹にモフモフしたい…
顔の白い筋に沿って「そ~め~」と指でなぞりたい…
染ごろにゃんとか三段階リクライニング方式の首傾げが恋しい…
しゃがれた声のメ~メ~が聴きたい…
可愛いお手手で顔をツンツンしてもらいたい…

もうすぐ1周忌。
染はお盆明けが命日。
だからお盆の季節が来るとこうやって…

トルコキキョウは抜殻になった染のユニフォームを飾った花。
... あの時はピンクと白の八重だったね。
苦しみから解放されホッとした微笑みにとっても良く似合ってた。
今年は紫とグリーンの八重。
私の心の色。

その同居人は焼鳥とビールと採り立てのトマトで
早目の夕食済ませ、食後のデザートは
水饅頭と麩饅頭♫

ごっつぁんです!!

2013年07月07日 (日) | 編集 |
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我が家の抱っこ猫№1
我が家で一番の甘えん坊
我が家で一番人懐っこい
我が家で一番の食いしん坊
我が家で一番の大食い
我が家で一番の世話好き
そして
我が家で一番優しい子

そういえば最近
ジュサ坊との力比べが沈静化しているような…
ま、その分
七海が幅を利かせているみたいだけど…

何はともあれ!
幸ちゃん
お誕生日おめでとう!

これからの一年、元気で健康で生活できますように。
ずっとずっと一緒にいようね。