薫の野郎猫的日常
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2012年06月26日 (火) | 編集 |
今日、父の1周忌法要を無事営むことができました。

「生あるものは必ず死ぬ」
「すべての事柄は毎日毎時一瞬一瞬変わり移りゆく」

煩悩だらけの私は院主様の説法に思わず涙が流れました。

お蔭様で染は今日も生きることを頑張っております。

自分の体を栄養にしながら。

昨年11月の体重より2キロ減りました。

これからも毎日どんどん軽くなっていきます。

もし重くなるようでしたらそれは胃の中の残差物か便かそれともどこかに水が溜まっているから。

染には「太る」ということはないのです。

副作用を気にしている場合ではないので、可能な限り、ウイルスが脳を蝕まぬよう、
ステロイドを10㎎/日に増量しましたが、それから2日後にまた少しずつ食べ始め今日に至っております。
1日に10~20グラム程度ではありますが。

でもまた食が細くなってきてます。

それでも今日はローストビーフ1枚、鯵の刺身半切れ、マグロの赤身2切れを美味しそうに食べました。

大分体が弱っておりますのでいつ何時まったく食べられなくなるかもしれず。

食べられなくなる前にいろいろ食べさせたいと思ってます。

一口でも食べた日の翌日は30~50グラム減。

でも、まったく食べなかった日の翌日は確実に100g減ります。

それでも毎日ちっこくてかわいい、しっとりしたいいウンチを生み出してます。

毎晩毛布に潜って体温を上げながら。

過酷です。

残酷な病気です。

どんなに食べても染の体には何の役にも立たず、ただただ痩せ衰えていくだけ。

薬で生かされている・・・

ただ、染はこうなる前からステロイドを常用しておりましたのでこの病気になったからとストップすることはできませんでした。

でもきっともし万が一、他の野郎が同じ病に侵されたなら・・・

もしかすると次回からは何もせず自然に任せるかもしれません。

一度延命行為を始めれば命尽きるまで薬漬けにしてでも生かしてあげねばなりません。

途中下車はそのタイミングがとてつもなく難しい。

治る病気なら薬は『治療』でしょうが、助からない病気に薬は必要か?

延命行為は私のエゴか?

薬代は高額です。

とてつもなく高い。

血管炎緩和のためのステロイド、ウイルス増殖を緩和するインターキャット、風邪や肺炎などの2次感染を防ぐ抗生剤、ステロイドによる肝機能障害を緩和するウルソ、水分補給のための輸液セット、インターフェロン入りの点眼点鼻薬、排出されたコロナウイルスや雑菌を殺菌するAP水などなど。あと、お守り代わりのシャンペットを2号カプセルに入れて朝夕の投薬時に1個ずつ飲ませてます。

ぜんぶあっという間になくなる。

薬も10日分ずつだからすぐ買い足しに行かねばならない。

大切な命のためですからできるだけのことはしたい。

ステロイドは以前から常用していたとはいえFIPになってからも延命行為はストップできなかった。

一度始めたことです。

いくら掛かろうと絶対に最後までやり遂げます。

今日みたいに久々に「美味しい楽しい」食事を楽しんでいる染の姿を見たら「あぁ、よかった」と心の底から嬉しい。

辛いからだにも拘らず毎日毎日愛嬌をふりまき「染ごろにゃん」したり、目を見つめながら鳴いてくれたり、スリスリ甘えてくれたり、私めがけてよろよろしながらも近づき、私の体に痩せ細った体をピタッとくっつけて香箱を組む染。

表情もまるで子猫の頃のあどけない染そのもの。

天使のような染。

くっつけば温かい・・・
介護している私が染に毎日癒され気遣われている・・・
愛おしい私の家族。

今も痩せ衰えていることを除けば発作も起こさず穏やかな毎日を過ごしている染。
彼の体がいつどう変化していくかわかりませんが私の目標は8月1日の染の7歳の誕生日を一緒にお祝いすること。

なにか目標がないと頑張れないから。

今日の説法を聞いて少しだけ心に軸ができたような気がしてますが。

諸行無常。

明日は明日の風が吹く。

2012年06月11日 (月) | 編集 |
こんにちは。
染五郎のことでは熱いお祈りと応援をありがとうございます。
染五郎は先日の遺伝子検査にてFIP確定です。
血液だと20%の検出率しかないのに。
腹水胸水はたまっていないのでドライタイプ。
それも末期。
溶血性貧血の治療で長年使っていたステロイドのおかげで
血管炎悪化が緩和され劇症的な神経障害は今のところ入院前の眼振1回だけ。
眼振は10分そこいらで治り今日まで1回も発症してませんし、
軽いチックが出ているだけで済んでいます。
弱ってはいるけどまだFIPに食い尽くされていない可愛い染五郎のままです。
苦しいのに染ごろにゃんもしてくれます。
自分のベッド縁によく首をもたせ掛けてだるそうに休んでいる、
普段と違う寝方、
慢性的な食欲不振、
食べるとしても 食べる時間帯がどんどんずれ込む、
食べても減り続ける体重、
下がらない微熱、
膀胱炎と疑うポーズだけで排尿なし顕著(だがしばらくして排尿あり)、
排尿回数増、
かと思うと日1回だけたっぷり排尿、
自分のベッド以外の場所で眠る、
カチカチパサパサのウンチ、
強制給餌や目薬、輸液などの刺激での排尿、
寝室ベッドの枕での粗相、
早い呼吸、
鮮血がごく少量着いた黄土色の悪臭を放つ軟便、
毛束が目立つ鱗のような毛並み、
夜明けになっても仕事部屋の私の元へまったく姿を見せなくなった、
水を飲まない、
まんまコールもない、
メ~メ~鳴かなくなったなど・・・
5月初めころから 眼振が出て入院するまで
「?」と思える症状はあったにはあったのですが、
持病の貧血が悪化している兆候は全く見られないし、下痢や嘔吐も全くなかったし、
悪臭を放つ便は抗生剤服用ですぐ解消されたし、
八雲、七海経由のただの風邪だろうとばかり思ってました。

それに貧血になってからずっと不活発だったので
染がトイレと食事時以外は寝てばかりいることに慣れていた私は
恥ずかしながらまさかFIPを発症しているとは夢にも思わなかった。

先生も「◎◎さんちの猫がまさかFIPにかかるなんて」と驚くばかり。

でも、血液検査のため注射器に血を入れる時、
先生は染の血がドロドロしていることに気が付きました。
感染症のため蛋白が多くなっている兆候です。

TPが8から10へ上昇してました。

それに入院して1日5㎖ものインターフェロンを3日間集中投与しても
まったく熱が下がらなかったこと、改善どころか結膜炎まで発症し
入院時とまるで別猫のように弱っていたことからFIPを疑いました。

コロナウイルス抗体価1600。

遺伝子検査のついでに血液検査、エコーや総合的検診を受けた時にはTPが8台に下降。
これは喜ぶべきことではない。
あまりにTPが増えすぎて計測不可能になっている可能性がありますから。
染の体調が上向きになっているならともかくも。

最終確定は検出率が100%じゃないけど遺伝子検査しかない。
そしてとうとう確定してしまいました。
眼振が出たということはFIPドライタイプの神経障害。
ま、早期に気がついていたとしても、
そしてもしインターフェロン集中投与で寛解したとしても、
いずれ必ず発症して死ぬ病気です。
助からない病気です。
染、昨日あたりからほとんど食べなくなりました。
退院してからもずっと染の体に活力を与えようと
10日余り食欲増進剤と消化酵素の力を借りて必死に強制給餌を続けてきましたが、
この病気ってね、食べても全部ウイルスにばかり栄養が行ってしまって
染は慢性的な栄養失調のまま。

そのうえ、ウイルス防御のためいろんな場所にマクロファージを結成していくから
それと戦うために白血球が膨大に増え、赤血球も必死に染に栄養を与えようと頑張り
今じゃ疲れ果てとうとう新しい赤血球を作らなくなっちゃった。

血液検査で出た貧血は溶血性貧血ではなかったのです。
溶血性貧血は完璧に抑えられたまま。
今回の貧血はFIP発症のためのもの。
溶血性貧血なら必ず見られる新しい赤血球がない。
今の染の赤血球はひとつも新しい生まれたての赤ちゃん赤血球がありません。
血液塗沫検査の結果で明らかになりました。
だから慢性的貧血状態で低酸素状態。
食べたら食べただけ消化吸収そして排泄にと有酸素運動し続けるから
熱が上がり呼吸が苦しくなり挙句の果てにウイルスに全部活力と栄養を奪われて
疲れ果てるだけなんです。ひとつも染のためにはならないの。

食べさせた後から排泄まで41度近くの熱をだし福良雀のように毛を逆立てて涙を流して苦しむの。

嚥下も胃腸機能も問題ないのに、立派ないいウンチを生み出せるのに
食べることがおいしい楽しいことではなくなってしまいました。
同じ助からないなら染をウイルスに食い尽くされて苦しみだす前に
食べないで衰弱死させた方がマシです。
食べて苦しむ染を目の当たりにしてもう強制給餌はやめようと一昨日やっと決心しました。
あとは染の思うままに・・・。

昨日はそれでも17グラムほど食べたんですが今日は朝にスープを舐めただけ。
それからまったく食べなくなりました。
お腹が空っぽになるとね、とたんに穏やかで静かで平和な時間が流れ出すんです。
必要な苦しみ以外は全く感じさせない優しくてかわいい染に戻ります。
熱も上がらない。
目の炎症も和らぐ。
ゆったりとした染。
表情も穏やか。
この病気に打ち勝つためには食べないで衰弱死することしかないんだね。
お腹が空いて不活発になったウイルスと一緒に玉砕するしか勝つ方法がない。
体が弱ればそれだけ酸素も必要ないし栄養もウイルスに与えないですむから
FIPもおとなしくなったのかもしれません。
今更遅いけど、この病気のメカニズムをほとんど知らなかったとはいえ、
無理に食べさせて無駄な苦しみを与えてしまい、
脱皮の時期を遅らせてしまったことを染に詫びる毎日です。
もし不幸にもほかの誰かが同じ病気に侵されたら、強制給餌は一切行わない。
これが染が命を懸けて教えてくれたこと。
FIPに完全に食い尽くされて地獄の苦しみを味わう前に・・・
今の染五郎のままで脱皮してくれることが叶うならどんなことでもします。
きっと染もそれが最後の望みなんだと思う。
この願いがどうぞ叶いますようにと祈ってくださいね。
FIPの発症原因は色々取りざたされてるけど、
染五郎はあの2008年10月の原因不明の病気で本当は死んでたんではなかろうか。
それまで病気知らずだった染があれ以来、体調不良と入退院の繰り返し。
染は猫神様にお願いして脱皮する日を先延ばしにしてもらってたんじゃなかろうか。
何度も何度も期限を先延ばしにしてもらったけど
でも定命は変えられません。
もう期限切れなんですよ。
だから発症すればほぼ100%助からない病気になったんだと思う。
きっと染は今だけじゃない、これまでずっと、この3年間、必死に闘ってきたんですよ。
ここで楽しく過ごしたいばっかりに。
もっと、もっとってね。

でももうお別れの時です。
昨日、急にきちんと座ってサイレントミャウじゃなく
声に出して情けな声で大きく元気に鳴き、
差し出した人差し指にスリスリ。
可愛い染ごろにゃんもしてくれて、久々にブラッシングもして。
恐らくこれが染から私へのお別れの儀式だったと思います。
この病気にかかったとき「どうして?」て狂いそうになりましたけど、
ちょっと落ち着いて考えてみると・・・
「染、今まで居座ってくれてありがとう」って気持ちに変わりました。

毎日「ありがとう」って伝えてます。
でもどうしても泣けて泣けて。
なんで今回はこんなに泣けるんだろうか。
脱皮前の猫の前で泣くなんて・・・
でもどうしても涙が止まらない。

きっと千太と百は老猫だったから見送るまでに時間があったから心の準備ができた。
でも染は・・・8月1日の7歳の誕生日を迎えることなく別れねばならない。
寝耳に水のFIPという病気に染を奪われてしまう。
覚悟なんて、心の準備なんてつい最近やっと整理がついた所。
それまで思い切りジタバタしちゃって思い切り染を苦しませてしまいました。
もっと前にこの病気のことを理解していれば
強制給餌で染に不必要な苦しみを味わわせずに済んだものを。
それだけが心残りです。
安楽死させる勇気も度胸もないけど、
わが家で日々衰弱していく染の姿を見守ることはできます。
脱皮する苦しみを少しでも和らげるためお手伝いすることもできます。
あとはただ、
FIPドライタイプに待っている想像を絶する壮絶な苦しみを味わう前に
無事自然な形で脱皮し、健康な元気な透明猫の染になって
住み慣れたリビングに戻ってくることができるよう祈るだけです。
CIMG2703.jpg 
染は私達家族のにおいがたっぷり染み込んだ
この毛布で休んでいます。