薫の野郎猫的日常
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2016年07月14日 (木) | 編集 |

バンが患った病気「鼻咽頭狭窄」

先天性ではなく後天性で猫風邪や吐出を繰り返すうちに鼻腔から鼻咽頭道にかけて、
収縮を繰り返し、その内に【膜様構造物】と称する襞が幾重にも形成され、
鼻道が狭くなっていく病気です。

狭窄が進行すると鼻呼吸ができなくなり大変呼吸が荒くなります。
鼻雑音も顕著。
バンもですが本当に苦しいと思います。
狭窄で鼻道が完全に塞がれば鼻呼吸できなくなります。

今回は患部を切開し狭窄を広げましたが、
もし鼻雑音が聞こえるなど以前の状態に逆戻りしたと思えるような症状がちょっとでも見えたら、
バルーンダイレーター(カテーテル)を設置して狭窄を拡張することになります。

ただし、このバルーン設置術も個体差があり、
1度で安定する子もいれば、何度かやり直しせねばならない子もいるとのこと。
でも必ず何度目かの施術で安定する時が来るそうです。

できれば、今回の切開術で安定してほしいものです。 


猫の鼻咽頭狭窄 

上の写真は他の猫さんの鼻鏡検査写真をお借りしました。
が、バンの症状もこれと全く同じでした。
左側が【膜様構造物】が形成され、
空気の通り道が狭くなっている鼻の奥です。
写真右側がバルーンカテーテルで
狭窄部位を広げた後の様子です。

バンはまだバルーンは入れておりませんが、
鼻鏡で狭窄患部を切開し、この右の写真と同じイメージになっています。

ただ、切開した傷口がこの後どうなっていくかはまったく予想できず。
切開による※瘢痕(はんこん)形成で再度狭窄を起こすことを防ぐため、
ステロイドを1週間投与しますが、このまま再度狭窄することなく
生活できるかどうか…神のみぞ知る。

※瘢痕とは?
様々な器官の組織欠損が、肉芽組織の形成を経て、最終的に緻密な膠原線維や結合組織に置き換わる事で修復された状態。「あばた」ともいう。


2012年05月18日 (金) | 編集 |
★染五郎が膵炎かどうかわかりません。以前、ラボで血中リパーゼ測定診断して膵炎ではなかったので、今回も勝手に膵炎じゃないと再検査を断りましたが、膵炎とは一体どんな病気なんでしょうか?染の生検前の日記でも書きましたが、もう一度ここでおさらいしておきましょう。


膵炎は怖い病気
犬や猫は人間ほど重篤化しやすいわけではなく、多くは軽症で済むものの、ひどいものではやはり非常に苦しみながら死亡する危険な疾患です。人と共通するのは、食餌性による急性膵炎が多いということです。つまり、飼い主が膵炎を作りだしてしまうと事があるといっても過言ではありません。膵炎はとても一般的な病気

膵炎のリスクとなるもの
急性膵炎は犬の方が猫よりも多く、人間同様、中~高齢で多く発症しますが、性差はありません。現在、膵炎の原因として考えられているのは、肥満、それから脂肪分の高い食餌の給餌です。

体の中が溶けはじめる・・・
膵臓とは消化酵素を分泌し、それを消化管へと送り出し消化を助けるという役割を担っています。消化酵素はタンパク質分解酵素であるキモトリプシンやトリプシン、炭水化物の分解に働くアミラーゼ、脂質の分解に働くリパーゼを分泌しています。これらの消化酵素は膵臓では『前駆体』といってそれ自体では活性しないように保存されていて、それが消化管に出たとき、胃液中のペプシンや小腸のエンテロペプチターゼと反応することで、『活性酵素』となり実際に働けるようになります。
このように面倒なことを行うには訳があります。膵酵素は非常に強力であるため、膵臓自体を消化してしまわないようにするためなのです。膵炎はその病態がいささか複雑で未解明の点も多々ありますが、膵臓内で酵素原(前駆体)が活性化して自己組織を消化し始めることによって起こるのです。平たく言えば自分で自分を溶かしだす状態となるのです。このとき、膵臓は十二指腸や肝臓、胆のうなどに囲まれているため、さまざまな臓器をも巻き込み(特に猫では
三臓器炎といって、膵炎、肝・胆管炎、腸炎を併発する)合併症を起こして一気に重篤化していきます。これは膵臓をはじめその周辺組織に止まらず、血液を通して全身に循環された膵消化酵素は全身の臓器をも消化しはじめ、いわゆる「多臓器不全」へと進展するのです。

犬では激しい嘔吐、猫は食欲不振
症状は軽症例から重症例まで大きく幅があります。軽症例ではわずかな症状で終わるか、ほとんど症状を示さないまま自己完結的に終わる場合もあります。しかし、重症例では直ちに適切な処置を施さなければ致死的な状態に伸展します。
犬の重症急性膵炎は一般に発生初期に突然の激しい嘔吐や腹痛、元気消失が起こり、下痢や黒色便(小腸からの出血のため)が認められます。非常に強烈な腹痛を伴い(特に前腹部の触診が重要)、「祈りの姿勢」と表現される、後肢を起立し、前肢を前方に伸ばすような姿勢が見られる場合があります。急性膵炎の場合、特定の症状が現れない『あいまい』なものから、ショック状態に至るものまで種々雑多です。猫で多い慢性膵炎は、時折の症状で、断続的に続くものが多く、なかなか診断されないことがしばしばあるのです。
猫の膵炎は犬と異なり、不顕性(症状が無い)で経過し、軽度の慢性間質性膵炎が多いとされています。嘔吐は必発ではなく、倦怠、体重減少、元気や食欲減退などの非特異的な症状で顕性化されます。それはしばしば診断を困難にします。
※ちなみに、猫では解剖学的に胆管と膵管が同一となって十二指腸に開口するため、膵炎が胆管炎と肝・胆管炎と同時発症することが多々あります。猫では免疫が関与しているとされるリンパ球性・プラズマ球性肝・胆管炎がしばしば見られます。特に「黄疸」を呈するような症例では「膵炎」の同時発症も疑うべきでしょう。

犬には食べさせない、猫には食べさせる
一番の治療は、意外かもしれませんが、 “食べない”と言う事です。犬では48~72時間は薬物を含め一切の経口摂取を禁止し、それでも嘔吐が収まらない場合はさらにその期間を延長することも必要となります。加えて、輸液(静脈点滴)や抗生物質の投与など対症療法的な集中治療を行います。また壊死した膵臓の組織への腸内細菌の二次感染を防ぐ意味でも抗生物質を投与します。制吐剤の投与も考慮する必要もあります(制吐剤には腸管の蠕動運動を亢進させ腸重積を惹起するものもあるため慎重を要する)。なにより、膵炎の痛みは半端じゃありません。そういった痛みがある場合には、もちろん鎮痛剤の使用も考慮しなくてはなりませんが、当然、胃腸粘膜にできるだけ優しい薬剤を選択しなければなりません。また、合併症が複雑なため、膵炎以外のケアも怠らないことは言うまでもありません。
※膵炎の場合、以前は絶食が基本でしたが、絶食が膵炎の治癒にプラス因子であるとの証明はありません。むしろ経口的栄養摂取が膵炎の回復率やそのスピードを増大させると考えられています。最低24時間の絶食は嘔吐への対処であり、最近では嘔吐がなければ積極的に給餌すべきとも考えられています。食餌の内容は脂肪と蛋白を制限する必要があります。経口的に摂取不能な場合には胃チューブの設置や経静脈的なアミノ酸や脂肪の点滴も考慮すべきです。
一方猫では、絶食をすべきではないというのが現在の見解です。この根拠は、猫では犬と違って、嘔吐もなく、食欲不振が見られるだけであることが殆どなので、むしろ強制的に食べさせるほうが重要であると考えられています。
※猫では原因や病気が何であれ、食欲廃絶は致命傷となる場合があります。これは「肝リピドーシス」(Hepatic Lipidosis)といって、食餌で蛋白質を摂取しないと肝細胞内が脂肪(滴)にとって代わり、肝細胞が不可逆的に死滅し、個体が死ぬ破目に陥り、恐ろしい結末を迎えます。猫では多少吐いていても、栄養補給のために”強制給餌”を試みなければならないケースも有り得ます。いずれにしても、猫で食欲が廃絶するような場合には、このことを念頭において、早めに病院に行きましょう。

おなかにやさしいごはんを
絶食・絶水の後に嘔吐が収まったら、慎重に給与を始めます。まず少量の水を与えて嘔吐がなければ、“おなかにやさしい”食餌から始めます。基本は「低脂肪」・「高炭水化物」・「良質なタンパク」。病院と相談して一番いいフードを与えましょう。それでも嘔吐が再び起きたら、また絶食生活からの再治療を始めなくてはなりません。

最後に
予防は、なんといっても食餌の改善でしょう。肥満は直ぐにダイエット開始です!高脂肪食は、人間同様膵炎のリスクを増大させます。日々の食餌管理は、万病の予防となります。今日からでも実施できる予防ですので、ピンと来た方はフードを変えてみるのもいいでしょう。
個人的に「猫は吐くもの」という考え方には賛同できません。嘔吐の原因は胃腸炎や腎不全、肝不全、毛玉や薬などの異物の誤飲、腸閉塞、ウイルス感染症、そして膵炎など、あげればキリがありませんが、元気消失、食欲減退、嘔吐、下痢などは甘く見ずにできるだけ早めに獣医師の診察を受けるようにしましょう。


※膵炎を特定する検査ですが、血中酵素で計ります。以前はアミラーゼでしたが、現在はリパーゼで判断します。
染五郎も以前に受けたことがある
fPL検査。昔は外国に検査依頼せねばなりませんでしたが、現在では日本にもラボが出来たのでとても助かります。膵炎を疑う場合はこの検査をお勧めします。
2010年06月12日 (土) | 編集 |
うちの先生から聞いた話。

重度の免疫疾患を患ったあるワンコ。

罹りつけの獣医師から紹介状を書いてもらい、大学病院で精密検査を受け、病名の特定をしてもらった。

骨髄機能異常による重度の免疫疾患。

骨髄で血液がうまく作れない・・・このままでは命が危ない。

すでにステロイドではコントロールできない所まで来ている。

他の免疫抑制剤も試してみたが効果なし。

そこで最後の砦と、普通は犬猫に使用しない強い副作用が出る免疫抑制薬が処方された。

服用後の発熱、発疹、下痢、嘔吐、吐き気、肝障害、皮膚の発赤、水ぶくれ・・・そんなの当たり前。

ちょっとした打ち身や傷でも血が止まらなくなる、将来的に白血病やリンパ腫、皮膚癌などの悪性腫瘍になるリスクが高くなる・・・この薬、なんと骨髄での造血機能をマヒさせる作用があるのだ。

血小板や白血球が減少する!

骨髄で血液が作れなくなる!

そうじゃなくても血が足りないのに、なんでこんな薬を?

飼い主さんと獣医さんの一か八かの賭けでした。

副作用が強烈なだけ効き目も期待大だから。

それに賭けるしかない。

この薬が功を奏さなければもう諦めるしかない。
 
超良薬は超毒薬。

さて、その後このワンコはどうなったか。

案の定、骨髄の中身がスッカスカになって瀕死の状態に。

もうダメだ・・・

2日間、生死の境をさまよったこのワンコ。

なんと三途の川から戻ってきたのです!!!

それどころかみるみる元気を取り戻し、検査したら病気がすっかり治っていたのです。

どういうこと?

①なんとこの薬の強烈な副作用、骨髄抑制で骨髄の中身がすっからかんになったのだけど、ラッキーなことにわずかに髄が残り、なおかつそれが健康な髄だった。
②骨髄がすっからかん=骨髄に巣くっていた病巣までごっそり消滅してしまった。

副作用がこのワンコを救った?

処方した獣医さんにとってこれは想定内だったのか?

いえいえ(笑)

予想外のハプニングでした。

藁にもすがる思いでこの薬を処方しただけ。

それもほぼ絶望的な思いで。

骨髄機能異常からくる免疫疾患の犬猫すべてがこの薬の恩恵にあずかれるか・・・否!

先生曰く、こんなラッキーなことはそうそう起こらない。

副作用が怖くて薬が飲めるかっ!

どうにかして今の状態から脱して欲しい、楽になって欲しい、元気になって欲しいと思ったら少々のリスクは覚悟の上。

人生はギャンブル。毎日生きていることは奇跡なんだから。

でも・・・

万が一命を繋いでも一生、ひどい副作用に苦しむかもしれない。

不安を抱えながら、強烈な副作用があると知りながら大切な命にこの薬を飲ませますか?

さぁ、あなたならどうする?

いま飲ませてる薬の副作用、獣医さんから説明を受けてますか?

あなたは十分に理解できてますか?

2009年09月26日 (土) | 編集 |

ジュサ坊の場合は遠回りしましたけど、結果、膀胱に極小さな結石が見つかりました。

が、知り合いの獣医さんも「あくまで知識として」アドバイスしてくださいましたが、最近目立って多くなったのが原因不明の膀胱炎。「猫 膀胱炎 血尿」などでネット検索してもTOPに出てくるのがこの膀胱炎。

特発性膀胱炎(FIC)

猫の血尿のうち、なんと6割がこの特発性膀胱炎らしいです。

『特発性膀胱炎はストレスが関与しているといわれていますが、厳密な発症原因はいまもってして不明です。8割がたの特発性膀胱炎は1週間以内に治療を全くしなくても治ります。が、まれにどうやっても血尿が止まらない子がいます。原因不明なので実は根本的な治療法が無く、止血剤の投与が精一杯です。それ以外でおこなえることがあるとすると漢方などの代替療法となります。』

今回、私もネット検索しながらジュサ坊も突発性ではないかと疑いセンセに意見を求めたことがあります。なんせジュサ坊は神経質で警戒心が非常に強い猫ですから、幸四郎や六輔からのマウント攻撃でストレスを感じているだろう。統計的にみてもマウントされたりいじられたりした後に血尿が出るので、やはりストレスが原因の膀胱炎ではないのかと。

ところが、日誌にも書きましたがセンセは全く聞く耳を持たず一笑に付すだけ。

ストレスで膀胱炎にはならない、必ず他に原因がある、早く見つけ出さなければその内に腎不全に移行するぞと。

ですから今回、ジュサ坊の血尿の原因が膀胱結石だとわかり内心ホッとしてます。

もし原因不明のままだったらどうなっていたことか・・・。

きっとず~~っと「まだ原因は見つからないのか」とセンセから攻め立てられ続けるんだろうなぁ、アタシ(滝汗)

人間だってストレスで胃に穴が開いたり、体調を崩したり、病気になったりするじゃないですか?

ストレスを感じている人間の血液をマウスに注射すると心不全になって死んでしまうという研究結果を耳にしたこともあります。

ストレスは怖いです。馬鹿にしちゃぁいけません#

ストレスで血尿になること、膀胱炎になることあると思います。

特発性膀胱炎になりやすい猫さん=多頭飼い、神経質などジュサ坊タイプが多いです。

この膀胱炎になった猫さんは、ストレッサーを排除しない限りずっと再発を繰り返すんでしょうか。

ただ、以前ストレスの勉強をしたことがあるんですけど、ストレスを感じるのがイヤだからそのストレスの原因を排除するとします。イラつきの原因を排除したんだから元気になると思うでしょ?ところが今度はストレスを感じないことがストレスになって落ち込む、イライラするんですって(笑)

そういえば「ストレス」って怒り哀しみだけと思うでしょ?違うんです。人間がストレスを感じる対象=ストレッサーは喜怒哀楽全部なんですよ。喜びも楽しみも人間にストレスを与えるんです。

ちなみに脳が最大限に活性化するのは悩んでいる時らしいです。

呆けないでいるためには大いに悩めってことですかね(笑)

ストレスって中々奥が深いんですよ。

人間てもしかすると、ストレスと共存してるのかもしれないですね。

生きるためにはある程度のストレスが必要だってことなのかもしれません。

あ、話がわき道にそれちゃいましたね(笑)

特発性膀胱炎にはまだ効果的な治療方法も発見されていないんですよね・・・。

猫さんも飼い主さんも辛いだろうなぁ。

一日も早くいい治療法が見つかりますように。


2008年10月22日 (水) | 編集 |

ある方からお手紙をいただきました。

その方のお宅には6ヶ月と2ヶ月、2頭のニャンコさんが居ます。

実はこの子達のお腹にはコクシジウムが居まして、現在投薬治療をされてます。

2ヶ月の子はシロップタイプで問題なく服薬できてます。

問題は6ヶ月の子。

この子には粉薬が処方されているのですが、ご飯に混ぜて与えると口から泡を出したそうです。

粉ミルクに混ぜてもやはり泡・・・。

何か良い方法はないかと検索していて、わが組事務所にたどり着いたそうです。

3年前の幸四郎を巻き込んでの染六コクシ騒動・・・ありましたねぇ。

ただ、我が家では千太郎も含め、投薬で泡を出した例が皆無なんです。

どなたか、同じ経験をされた方いらっしゃいますか?

いらっしゃったらこういう場合、どんな工夫をされて投薬されましたか?

教えてください。

お願いいたします。


2007年06月04日 (月) | 編集 |

薫@千太組の癖。
猫を愛でる時、本猫がどんなに迷惑がっても必ずその子のにおいをクンカクンカ嗅ぐこと。
耳元から首筋、お腹、背中・・・太腿。流石にお尻の臭いだけは勘弁だけど(爆)


においを嗅ぎ始めた切欠。それは千太郎。


千太が腎不全になり、持病の巨大結腸症も悪さをして頑固な便秘になること数多。初めの頃は腎不全も初期段階でさほど健康に支障が出なかったこともあり、私はこの病を甘く見すぎていた。ところが・・・


腎不全中期になった頃、部屋の中に異臭が立ち込め始めた。


「?」


最初は猫トイレだと思った。が、掃除しても砂を取り替えてもまだ臭気が抜けない。


「?」


次は水周り。しかし生ごみでもなければ、排水溝でもない。


「??」


その時、初めて気が付いた。


「千太?」


異臭は千太の体臭だった。腐った生ごみのような臭いは彼の体から発せられるものだった。


千太の体臭は優しい癒しの香りのはず。モフモフする度にため息が出るような芳しいお線香のような香りを楽しむのが常だった。なのに・・・なぜ?


そういえば・・・最近よく吐く。食べるが食欲がちょっと少なめ・・・。お口も少々臭う・・・。


すぐにセンセに電話し、千太を連れて病院へ。


「便が大量に詰まってるな・・・」


千太の下腹を触りながらセンセが一言。


「でも、便は毎日1~3回。それもいいウンチが出てるよ」


「うん、だろうな。でも千太郎は便秘だ。巨大結腸症が原因で本当はもっと出なきゃならない便がお腹に溜まって、それが長い間に宿便になって腸内に沢山溜まっちまってる。そうなると血液がドロドロに濁って腎臓まで悪くなる。だから気持ち悪くなって吐くんだ。今から摘便するから外で待ってて」


待合室から診察台の上の千太を見守る。センセが千太の肛門から大量の便を掻き出す。
こんなにも・・・と目を疑う。


「さ、これですっきりしただろ?これからもお前さんのその感度のいい鼻でよ~く千太郎のことをチェックしてな!変だと思ったら今日みたいにすぐ連れて来いよ」


ゲッソリ顔の千太を連れて帰宅。その日の夕方から食欲魔神復活。そして・・・あの忌まわしい悪臭が嘘のように消え、芳しい線香の香りが復活したのだ。


あれからだ・・・猫の健康チェックとして体臭を嗅ぐようになったのは・・・。
千太の体臭がいつもと違ったら、すぐさまセンセに連絡し診察してもらったり、摘便してもらうようになった。


体臭って健康を計る上のリトマス試験紙の役割を果たすんだ・・・。


以来、組員だけでなく、猫馬鹿さんのお宅を訪問するたびごとに、猫さんの体をくまなく嗅ぎまくるようになった。


「いいねぇ、いい匂いだ!元気だね~。良かったね~」


ニャンコの体に鼻をすり付け、クンクン嗅ぎながら薫の口からこの台詞が出るのを耳にした猫馬鹿さんも大勢いらっしゃるはず。


お口のにおいも健康のバロメーターだが、体の匂いも本猫さんの体調を知る上でとても役に立つ。


「猫が体調を崩し始めると途端に体臭が変わる」
これは長年にわたる『薫のクンクン・チェック』の結果がはじき出した貴重な教えであると信じて疑わない。


我が組事務所では健康で元気な頃の野郎共の体臭を覚えておくこと、それは、健康体の頃の血液検査のデータを知っておくことと同じくらい大切なことなのだ。


なんせ血液検査にはお金が掛かるが、クンクン・チェックはタダだもんねぇ~(笑)


2006年03月10日 (金) | 編集 |

「精密検査なんだけど、今はやらない事にしました。もともと、半年前位から朝方空腹の時に時々吐くようになって、だんだんそれが毎日になって・・・そのうち食が細くなって、ついに食べなくなったのが、三週間前だったの。慌てて病院に行って、レントゲンや、血液検査したら、肺に影があって、貧血で、脱水症状が酷いという事で一週間入院。入院してる間は2回しか吐かなかったんだって。ウンチが詰まってたらしく、掻き出したら食事もちゃんと食べるようになったそうです。レントゲン写真を大学病院の先生に診てもらったら、多分悪性だろうとのこと。とりあえず、一回だけ大学病院に行って、そこで処方された薬を飲んだら、余計具合が悪くなって、また食べなくなっちゃったので、薬をやめたら、だんだんと調子が戻ってきたの。掛かり付けの先生と相談して、吐く原因や、肺の影の正体を調べても、手術とかできる訳じゃないし、かえって検査でもっと弱るのが目に見えてるからメシマコブとサプリで免疫力を上げる優しい治療をするのが、この子には負担が少なくて良いんじゃないか、という結論になりました」


3月2日にご報告した肺に腫瘍が見つかった3歳になる知人宅のロシアンブルー♂猫ですが、何とかこれ以上進行しないようにと始めたメシマコブとサプリが効果を発揮しているようです。


使用しているサプリは、晩年の千太もお世話になった核酸を取り扱っているお店の商品。友人が通っている病院がメシマコブと併用すると効果があると薦めて下さったそう。通院となると彼女が住んでいる場所から案外と距離があるのだが、その病院のHPを見て共感し、それ以来ずっと通院している。


彼女の家にいるロシアンブルー・ファミリー、どうも化学物質が体に合わないらく、親猫が尿路疾患(ストルバイト)を患った時から、そのサプリを飲み始めている。子供たちも胎内にいるときから摂取しているということになる。


今回、肺に腫瘍が見つかった子だけ、摂取量を今までの3倍に増やしたのだが、メシマコブとの相性がいいようで、毎朝6時ごろになると嘔吐するが、そのまま放っておくとまた2時間後に吐くので、吐き気止めにふやかしたドライフードを少しずつ口に放り込んでやる以外は、固いままバリバリ食べるし、いいウンチ出てるしと結構元気になって、食慾も出てきたし、顔もふっくらしてきたようだと報告を受けた。

肺の影はまず悪性だろうと言われたが、100%そうだとは限りないし、副作用も強いらしいので抗がん剤は使わないことにしたとのこと。大学病院での治療が必要になった時はいつでも行ける体制を整えているので、まずは自宅療養で介護頑張ります、とのことです。


久々に子猫4匹全員が並んで御飯を食べている姿を見て、思わず泣いちゃったんだけど、それを見た子猫たちが不思議そうに彼女の顔を凝視したらしい。いけない!この子達の前で暗い顔をしちゃいけないんだと気を引き締めたそう。


「元気になってきた猫に自分の方が元気付けられているみたい。まったく、猫には叶わないわ!」

笑顔が戻ってきた彼女に、私もホッと胸を撫で下ろした。


2006年03月02日 (木) | 編集 |

といっても人間とチャウチャウ(笑)


長年の友達のお宅には日本猫♂1匹、ロシアンブルー夫婦がおり、3年前、その夫婦に5匹の子猫が生まれました。病気になったのは唯一の♂3歳。とても心配な状況になっています。


このところずっと連絡が取れなかったのですが、今日メールが来ました。それによると半年前からおかしいなと思っていたのだが、まだ若いし病気なんて考えもしなかったけど、最近吐いてばかりいるので病院でレントゲンを撮ってもらったところ、肺に影を発見。腫瘍で一部石灰化しているとのこと。周囲に猫飼いさんが少なく、彼女はずっと1人で悩み続けていたのですが、限界を感じて私にSOSを発してきました。


体調の変化に気が付いていながら半年も放っておいたことに対する罪悪感に押し潰されそうになっていた彼女ですが、私と千太のことを思いだしてくれて、吐いてばかりで食欲もなくぐったりしているその子の口に、無理矢理に食事を放り込んだそうです。そうしたら、嫌がってはいたものの、しっかり食べてその後も吐き戻すことなく、お腹が膨れたのか落ち着いて眠っているとのこと。このまま食べ続けて、今後の治療に耐えられるだけの体力をつけて欲しい。千太の介護が少しでも役に立ってくれて嬉しかった。


さて、原因や悪性かどうかなど詳しいことは来週、大学病院で精密検査しないとわからないそうですが、これ以上進行しないように食い止めたい一心で、メシマコブを飲ませているようです。


今までは1人で悩んだり、症状の良し悪しに一喜一憂したり、相当ストレスが溜まっていたようですが、こうやってSOSを発信したことで大分楽になったと言われ、頼られた私も嬉しかった。いざという時に頼れる相談相手が居ると居ないのでは天地の差がありますもんね。そんな時に頼られる人間でありたいです。


精密検査の結果がわかり次第、こちらでもご報告いたします。腫瘍に関しては全く経験がありません。もし、なにか情報をお持ちの方がいらっしゃいましたら、どうぞ力になってくださいね。よろしくお願いします。


ということで・・・


1933260.jpg1983091.jpgの一週間検診は明日に日延べしました。今晩は夕食後に赤ワインを1本空けちゃって気持ち悪くなっちまった。そそくさとベッドでダウン・・・が、あまりの暑苦しさに目が覚めると、顔周りに幸ちゃん、首周りに六、わき腹に百寿がべっとり。頭のてっぺんまで汗びっしょり・・・おかげで夜中に目が覚めてしまいました。


仕方ないから(オイオイ)ブログ更新して、メールのお返事書いて、猫の肺腫瘍についてネット検索してます。


ただ今、某国営放送で「MusicBox」という懐かしの画像と共に懐かしのヒット曲をBGMで流してるんだけど、今夜は70年代初期。オリジナル音源にしては中々綺麗。
julie.jpg沢田研二、天地真理、小柳ルミ子、ジュディ・オング、都はるみ、山口百恵、ゴダイゴ、中村雅俊、チューリップ、よしだたくろう、かぐや姫etc.今聞いても充分に満足できる名曲ぞろい。彼らが同じ時期に活躍していたことを忘れかけていた。。。


映し出される映像もマキシ、ミニ、ミニタリー、パンタロンなど当時のファッションや風俗、そして高層ビルは建設中の霞ヶ関ビル唯一つという都内の風景など微笑ましい限り。あの頃、音楽ジャンルは邦楽と洋楽、邦楽はヒット曲に関しては「歌謡曲(歌謡ポップス?)」ひと括りだったよね?あ、よしだたくろうが出てるから既に「フォーク」は存在したか。ニューミュージックって呼ばれ始めたのはもっと後になってから、私の記憶では中島みゆきあたりからだったと思うんだが・・・違ったっけ?当時オンタイムで耳にしてる頃はもっとアップテンポだったと思っていたナンバーが、今聞くととてもゆったりとしたリズムを刻んでいることに驚く。それにしてもみんな歌が上手いね~(笑)浅田美代子ちゃんなんて音程相当手直ししてるといえど、今の若い子よりよっぽど歌心があるよ。


2005年09月27日 (火) | 編集 |

コクシジウムのオーシスト(虫卵)は糞便と一緒に排出される。排泄してすぐには毒性はないが、そのまま放っておくと乾燥し、空気中に浮遊。それを吸引した者(脊椎動物)に感染する。100度の熱湯でしか殺せない。人間には感染しない。 


 


昨日今日とたて続けに六の「兄弟」が死んだ。


全滅だ。死因はコクシジウム。六と同じ原虫(寄生虫)で・・・


「兄弟」といっても真実の程は定かではない。


ただ私とその子達を保護した知人が勝手にそう信じ込んでいるだけなのだが。


知人は我が家の目と鼻の先でペットショップを経営している。私も千太の時代からずっとそこで買い物をしている。宅配もしてくれるので、トイレの砂をまとめ買いした時など、車を持っていない私にとってとっても助かっている。


店に立ち寄る時、そして我が家まで配達に来てくれる時、道端で偶然に出合った時、いつも朗らかに、そして優しく接してくれる。千太が脱皮する前日に、粗相を繰り返す千太のためにその店でトイレシートを買った。「千ちゃんはどう?元気?」彼女のその一言で、千太の前では泣くまいと必死に我慢していた涙が一気に溢れ出た。「もう長くはないと思う。でも、もしかしてオムツをしてでも生きてくれるのなら嬉しいな。ただね、背骨が突き出てきてるから、もし永らえたら安楽死させなきゃならないかもしれない」


彼女は一言も発せず、ただ一緒に泣いてくれた。


千太が脱皮してすぐに、訃報を知らせたのも彼女だった。電話の向こうで彼女は泣いていた。「千ちゃんも●●さんも良く頑張ったね。ご苦労様」


ジュサ坊を保護した時もスヌーピーのプチリュックに入れて、彼女の店に報告しに行った。


幸ちゃんも我が家に配達しに来てくれたときご対面。


そして・・・染五郎と六を千太組の一員として迎え入れた当日。病院へ検査を受けに行った帰り道、ミルクを買いにその店に立ち寄り、報告と顔見世。


彼女はとても喜び、ニコニコ顔でプチリュックにちょこんと収まった2匹を取り出して抱っこし、そして言った。


「染五郎君は立派ね~。元気そう。でも六ちゃん、ちっちゃいね~。大きくなってね~。いや実はね、ここにも2匹赤ちゃん猫がいるの。体の大きさは全然違うけど、六ちゃんが生後2週間目くらいっていうなら同い年よね」


話を聞くと、その2匹は六を保護した公園のすぐそばの緑地にいたところを近所に住むその店の常連の方が保護し連れて来たと言う。保護された場所といい、おなじ2週目といい、もしかしたら六の兄弟なんじゃないか?何だか無性に会いたくなった。


「会いたいな~。見せてもらってもいいかな?」


店員さんが店の奥から段ボール箱に入った仔猫たちを連れてきてくれた。中を覗き込むとそこにはグレーキジ白とスモークがかったグレートラの赤ちゃん猫が無邪気に遊んでいた。ベッドが緩いウンチで汚れているのが気にはなったが、2匹とも六の2回りは大きく、元気だ。これだよな~。生後2週間っていえばこれくらいでかくなってて当たり前なんだよね~。


その子達は好奇心満点のキラキラ輝くつぶらな瞳でこっちを見ている。綺麗な仔ニャンズ。グレー白が♂でグレートラが♀とのこと。♀は店員の女の子が気に入って、もう少し成長したら自宅につれて帰ることになっていた。


「ねぇ、この男の子も●●さんちの家族にしてくれない?」


冗談交じりで彼女がウインクした。


「いや~、勘弁だわ。染五郎はほっといても育つと思うけど、六輔がいるからね~。きっとこれからしばらくスンバらしく痺れる育児体験できるはず。あと1匹育てる自信ないし経済的にもこれでパンク確実だもの。ごめんね」


「わかってるよ。冗談冗談。六ちゃん元気に育つといいね」


「そちらこそ、頑張って」


「これも何かのご縁だもの。ね、六ちゃんとこの子達を兄弟にしない?」


「いいね~。そうしよう。だって本当に血が繋がってるかもしれないもの」


兄弟の契りを交わし、お互いの健闘を祈りつつ店を後にした。


その後、便検査で六がコクシジウムに侵されていることが判明した時も、その足で彼女に報告しに行った。


彼女は驚き、六の兄弟たちにもコクシがいるかもしれないとうろたえた。


4日振りに会う六の兄弟たちは当初より倍以上の大きさに成長しており、すっかり猫らしくなり、ミルクもゴクゴク飲み、とっても元気だ。しかし、保護した時から2匹とも下痢気味で、今も続いているという。


「赤ちゃんから離乳時期まで仔猫ってウンチが緩い子が多いから気にしてなかったんだけど、六ちゃんがコクシ持ちって聞いたら、急に怖くなってきた。明日にでも病院で検査してもらうよ。教えてくれてありがとう」


「六と違ってこの子達はこんなに元気に大きくなってるんだもの。コクシがいても薬を飲んで全部落とせば大丈夫。ミルクも一杯飲んで食欲旺盛だし。体力はあるんだから何も心配ないよ」


心の底からそう思っていた。


ところが今日の夕方、突然電話のベルが鳴った。彼女からだった。


「六ちゃんは元気?実はね、あの子達死んじゃったの。六ちゃんの話を聞いてすぐに病院へ行ったら、2匹ともお腹の中にコクシがミッシリいるって言われた。お薬飲めば大丈夫だと思ってたら、お薬飲んだ次の日から急に全然ミルクを飲まなくなってしまったの。表情を見てももう駄目かもって感じだった。昨日1匹死んで、あと1匹は頑張ってくれてたんだけど今日になって死んじゃった。お薬あげる前の日に下痢であまりにも汚れてたからシャンプーしたのがいけなかったのかなぁ。体が弱ってたかも。あんなに元気な子があっという間に命をとられるんだもの。小さな六ちゃんは大丈夫かなって思って、心配になって電話したのよ」


頭の中が真っ白になった。六と違ってあんなに元気にすくすく成長していた子たちでも、コクシには勝てなかった。六は今日もコクシ退治に頑張ってるよ、と答えるのが精一杯だ。


彼女が話を続けた。


「良かった、生きててくれてるんだ。でも六ちゃんは下痢じゃないんでしょ?今もカチカチうんち?だったら大丈夫だよ。うちはずっと下痢だったんだもの。保護した時に病院で検査受けてたら助かったかもしれないね。気が付いた時には手遅れだった。下痢してても元気だったから大丈夫って思っちゃった。仔猫ってグングン成長して元気に飛び跳ねてても油断できないね。こんなにもあっけなく逝っちゃうなんて。あの子達に悪いことしちゃった。六ちゃんだけでも生き残って欲しいな~、絶対に。頑張ってね。今度店に寄ってくれるときに、もし良かったら六ちゃん連れてきて。会いたい」


受話器を置き、六のいるキャリーに向かった。お腹を見せて両前足をパーにして天に突き上げ爆睡している。生きてる。お腹の中のコクシを栄養にして大きくなぁれ、なんて冗談言って笑っていた彼女。電話の向こうの声はいつものように明るかったが、心痛はいかばかりか。彼女と2匹の兄弟たちのためにも頑張ろうな、六。あの子達の分まで元気に生きなきゃ。


ウンチが固いのを悩んでいたけど、このカチコチうんちが六の健康のバロメーター、元気な印なのだ。少なくとも週1回は病院で検査してるんだし、毎日体重が増えているし、ウンチも出てるんだから何も問題ないじゃないか。


あ~、やめた、やめた!固いウンチで悩むのもうやめた!なんて贅沢な悩みだったのだろう。


☆コクシジウムとは?


http://www.ne.jp/asahi/conago/nimravus/vus7/geri.html


☆↓に「コクシジウム」と入れ検索してください


http://www.p-well.com/health/clinic/index.html


 向かって右がキドニーケア。そして左が六のウンチ。ど~です、でかいでしょ?


染=体重715㌘(+35g)ウンチ:備長炭3本。良好


六=体重250㌘(+10g)ウンチ:3AMキドニー1個、8AMキドニー1個、6PMキドニー1個、10PMキドニー1個